前回はドレープカーテンについて基本的なことをご紹介しましたが、今回はレースカーテンについてお話ししてみたいと思います。
1.レースカーテンの役割
・日中の直射日光を遮り、UVカット、遮熱の効果を上げる
・プライバシーの保護
などがあります。
2.レースカーテンの種類
・ボイルレースなど薄手で透明感が高くプリント柄や刺繍をほどこした装飾性の高いもの
窓からの景色を楽しめ、明るく軽やかなイメージに仕上がります。ただし、プライバシーの保護はできなくなります。
・ミラーレース
裏に光沢のある糸を使い、太陽光線を反射させることによって日中は室内を見えにくくし、夏の暑さなど遮熱の効果もあるレースです。
プライバシー保護の度合いは、生地の透け具合で変わりますので、展示されたサンプルで実際どのくらい見えるのか確認することも大切です。
・ウェーブロンレース
特殊な糸を使いプライバシー保護を目的に作られた生地で、日中はもとより、室内灯をつけても中を見られにくいカーテンになります。そのかわり、室内から外の景色を見ることもできなくなりますので日中長く過ごされるお部屋では、閉塞感があるかもしれません。
3.レースカーテンのスタイル
ドレープカーテンと同様、2つ山、3つ山、フラットなどのスタイルはもちろん可能です。それ以外にも窓の場所や大きさ、用途によりスタイルカーテンというものもお選びいただけます。
・出窓用カーテン
アーチ型:すそがアーチを描いているものです。すそには共生地のフリルかレースなどのトリムを付けるのが一般的です。
M型:すそがMのような形になるものです。
M型よりスカラップを増やしたものです。華やかでやや大きめの出窓などに合います。
・その他のスタイルカーテン
セパレーツスタイル:窓をいくつかの細長いカーテンで飾るタイプになります。連続した小窓や多角形の窓などに使うとリズム感と華やかさが出ます。
センタークロス:中央を少しだけ重ねたスタイル。女性的でやさしい優雅な印象の窓になります。両側に開くことができませんので、出入りのある窓には向きません。タッセルにもフリルを付けてエレガントに仕上げましょう。
カフェカーテン:細長いスリット窓やキッチンの小窓などにお薦めのスタイル。突っ張り棒に通して取り付けます。ギャザーの量は自由です。基本的に開け閉めせず吊ったままになります。飾りのついた可愛いクリップなどで片側へ寄せて留めても素敵です。
本日ご紹介した以外にもいろいろなスタイルがございます。写真などでご覧いただけますので、お気軽に店頭でスタッフにお尋ね下さいませ。