引越し先に、カーテンレールが付いていることがあります。その場合はカーテンをご購入し、吊るだけで、取り付け完了です。しかし、いざカーテンを吊ってみると「あれ?カーテンのフックを掛けるランナー(リング)の数が足りない!」ということがあります。
特にマンションなどに備え付けのカーテンレールの場合、最小限のランナー数しかついていないことが多いので、注意が必要です。そんな時はどうすればいいのでしょうか?今回は後からでも簡単にレールに入れることが出来るランナーをご紹介させていただきます。
装飾レールの場合
装飾レールとは、デザイン性を重視し作られたカーテンレールで、ポールにリングが通っています。機能性レールとは違い、リングの個数が少ないためカーテンを吊ろうとするとランナーが足りず、吊れないという事が多くあります。また、リングが割れてしまい、足りなくなってしまうこともあります。そんな時、簡単にランナーを追加することができます。
装飾レールの中で、ポールを支えるブラケットがネジでしめられている場合、①のポール端のキャップを回して外し、次に②のネジを回して緩めていただくとポールを外すことが出来ます。そこからリングを通し、追加することが出来ます。
その他にも、ブラケットの正面に回すネジが付いているが場合もあります。同じように①のキャップを取り外し、②の正面のネジを回すと、ポールが外すことが出来ます。横からリングが通せますので、追加していただけます。
また、追加していただく前にリングのみご購入される際の注意点ですが、レールによってリングの種類が違いますので、キャップを外してポールの直径をお測りいただき、リングを一つ外して店頭にお持ちください。そうすると色や形状も確認できるので、ご案内が早くできます。
機能性レールの場合
機能性レールとは、文字通り機能性を重視して作られたカーテンレールです。一般的に良く使われていて目にすることも多いかと思います。また、操作性や取り付ける場所の事も考えて様々な種類があるカーテンレールです。
このような機能性のカーテンレールには、後から端のキャップを外すことなく、追加が出来る「後入れ用ランナー」があります。カーテンレールを取り付けたままで、簡単にランナーを足すことが出来ますので、とても便利です。
まずは、レール下側の溝にランナーを差し込み、上に力を加えます。続いて、回転させながら押し上げたら取り付け完了です。簡単に取り付けることが出来ますので、女性の方でも手軽に追加していただけるかと思います。
レール形状によっては、後入れランナーが合わず追加できない場合もありますので、合うかわからない場合は、今使っていただいているランナーを一つご持参いただけましたら、店頭でご相談させていただきます。なお、TOSOのカーテンレール“エリート”は一般的にも良く使われていますが、レールの溝が狭いため、エリート専用の後入れランナーしか入りませんのでご注意下さいませ。
また、後入れランナーを追加していただく際の注意点ですが、レールに入れば使用することが可能です。しかし、今ご使用いただいているカーテンレール専用のランナーではございませんので、移動範囲が広い中心にランナーを追加するよりも、移動範囲が狭い両端のどちらかに入れることがおすすめです。
番外編
機能レールのランナーには、真ん中を磁石で止めることが出来るマグネットランナーがあります。カーテンを両開きにする場合はレールの中央にランナーを入れ、片開きにする場合はどちらかの端にランナーを入れます。カーテンが揺れて開いてしまうことを防ぎ、マグネットの力によりしっかりと止めることが出来ます。
このマグネットランナーもキャップを外すことなく、後からでも入れることができる「後入れマグネットランナー」というものがあり、使用方法は最初にご紹介させていただいた後入れランナーと同じように、ランナーを差し込んで、回転させながら押し入れるタイプになります。
こちらは、マグネットが付いている本体とランナーに分かれるので、一度それぞれを外してから溝に差し込み、また本体とランナーを合わせてはめ込むと使用することが出来ます。マグネットランナーがあると、隙間から光が差し込むのを防ぐことが出来ますので、日差しが強い部屋に今からでも使っていいただければと思います。
まとめ
今回は、既存のレールに後から追加することが出来るランナー、リングについてご紹介させていただきました。リングは特に、割れてしまって個数が足りなくなることがあるかと思いますので、このような商品があると手軽に使っていただけますし、とても便利だと思います。困ったときのために是非覚えておいてください!