今年も暑い夏がやって来る、カーテンで遮熱対策をしよう

去年の夏、暑かったですねぇ・・・今年も、はや夏日を観測し電気代の値上がりも気になるところ。窓からの熱の出入りをいかに防ぐかで光熱費も大きく変わってきます。今回は主にカーテンを利用した時の効果について、遮熱と遮光をレースとドレープ両方で生地の種類や仕立て方も含めてお話をします。

 

1.レースカーテン

遮熱レース 川島織物セルコン

FT7570

レースカーテンに求められるのは、日中のプライバシー保護と採光ですが、夏場の気温の高さや大きな窓の増加によりUVカット効果や遮熱効果への要望が高まっています。写真は川島織物セルコン・FELTAシリーズのレース。シャリっとしたドライなタッチ、UVカット効果Aクラス、まぶしさ低減のローグレア機能あり、そして夏ECO 25%以上Aクラスのカーテンです。

レースカーテンの遮熱機能

このように夏ECO 25%以上というのは、カーテンなしの素通しガラスの窓のみの場合と比較して25%以上省エネができるということになります。カーテンを付けるだけで25%も節約できるのはすごくうれしくないですか?室温も2~3℃は下げることができます。

一般的にレースでの遮熱率は10~30%。ですが下記のサンゲツのレースは40%近い遮熱率があります。しかも3m巾なので裾を三つ折りにせずロック加工で軽やかに仕上げることが可能です。

遮熱機能レース サンゲツ

SC7647

こちらが機能の説明です。
サンゲツ 機能レース

ややお部屋が暗くなる傾向はありますが、西側や大きな窓でしっかり熱を防ぎたい場合には有効なレースです。

 

2.ドレープカーテン

遮光生地のドレープカーテンは、厚手でレースに比べてより強力な遮光と遮熱の効果を発揮します。レースと違い遮熱ではなく保温率での機能表示になりますが、平均的な遮熱率は40~60%位と考えて良いと思います。

遮光カーテン

FT7347

こちらはランダムな太さのふんわりとした意匠糸を使い空気を含むような生地に仕上がっています。空気を含みやすいふんわりした糸で織られた生地や風通織のように生地が二重になっているものなどは空気層の力も借りてより遮熱率が上がります。

ドレープカーテンの場合、保温レベルでの数値しか表記がされませんが、15%以上、ランクAになります。もしこの生地に裏地を付けたとすると、間に空気層ができるのでさらに遮熱、保温効果とも効果は上がります。

遮光カーテン

こちらもざっくりした感じの糸で織った無地の遮光生地になります。同じく保温レベルでの数値は15%以上、ランクAになります。太陽光を反射して遮熱をしたい場合は、白っぽい色の方が効果が高いので生地選びの際には色の選択も大切になりますね。

 

まとめ

遮熱には効果のあるレースとドレープを組み合わせることが大切になります。その相乗効果により効果の数値は足し算ではなく掛け算になるといわれています。

また、仕立て方のコツでいうと、「窓との隙間をなくす」。隙間からの空気の出入りを防ぐようにカーテンボックスの設置、仕上がり丈は床までにする、両サイドにリターンを作り、しっかり覆う。白っぽい色を選ぶ。などが挙げられます。

室温は2℃違うだけでかなり効果を感じられます。レースで2℃、ドレープで2℃それに+α加わることで少しでも快適な夏をお過ごしください。

 

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