縦型ブラインドでスッキリ、シンプルな空間作りを

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断熱仕様の壁や窓が増え、窓からの熱の出入りを必ずしもカーテンで遮断する必要がない住まいも増えて来ています。窓から部屋側への出っ張りや、開いた時の生地を納めるスペースが必要なカーテンに比べ、ずっと閉めたままでもルーバー(スラット)の回転だけで光を入れたり、景色を見たりできる「縦型ブラインド」(バーチカルブラインド)の人気が上がって来ています。特に、モダンでシンプルなお部屋にされる場合、スッキリした印象の「縦型ブラインド」は効果的です。

タテ型ブラインド シンプル モダン
ニチベイ 遮熱レース

 

1.カーテン+シェードから縦型ブラインド+ロールスクリーンへ

タテ型ブラインド ロールスクリーン
タチカワブラインド ライフ

従来、掃き出し窓にはカーテン、小窓にはカーテンと同生地のシェードというパターンが多いのですが、同じメーカーであれば縦型ブラインドとロールスクリーンは同じ生地があるものが多く、違和感のないコーディネートが可能です。窓からの出っ張りも少ないので、手前にソファや棚を置いてもスッキリ納まります。

 

2.ドレープにもレースにもなるバックレーススタイル

タテ型ブラインド バックレーススタイル
ニチベイ バックレーススタイル

カーテンの場合、ドレープを開けないと眺望や採光が取れませんが、バックレーススタイルの縦型ブラインドならバトンをクルッと回せばレーススタイルになるのでそのまま過ごすことが可能です。

タテ型ブラインド バックレーススタイル
【ドレープメインの状態】
タテ型ブラインド バックレーススタイル
【レースメインの状態】

ベランダへの出入りにはコードを引いて開ける必要がありますが、それ以外はバトンの回転のみでOKなのでシンプルでスッキリした空間がキープできます。(※ただし、ルーバーの回転にスペースが必要なので、カーテンボックス内、あるいは窓枠内に取り付ける時は最低180㎜の空間が必要となります。)

 

3.センターレーススタイル

タテ型ブラインド センターレーススタイル
ニチベイ センターレース

バックレーススタイルは、レースのルーバーが完全に窓のガラス面に平行になり、眺望がスッキリしますが、センターレーススタイルはガラス面に垂直になったドレープのスラットの間で、レースのスラットが斜めになるタイプです。こちらは、回転半径が150mmくらいでも操作可能なので取り付け予定の空間が狭い場合はこちらがおすすめです。

 

4.間仕切りとして使う

タテ型ブラインド 間仕切り
タチカワブラインド LD6110

端へ寄せて開けなくてもルーバーの回転だけで存在を消せるという意味では、間仕切りにもピッタリですね。ホームオフィスやリビングとダイニングの仕切りなど重さを感じさせないモダンなイメージをキープできます。

 

5.コーナーがある窓

タテ型ブラインド コーナー窓
コーナー窓

タテ型ブラインド コーナー窓
真っすぐの窓だけではなく、このようなコーナー窓や曲線を描いている窓にも取り付けは可能です。窓が直角になっているところも光漏れがないように端のスラットが重なるように設定ができます。但し、センターレーススタイルなどはできませんので、ご注意を。

 

まとめ

モダンでシンプルなインテリアにはピッタリな縦型ブラインド(バーチカルブラインド)。ルーバーの種類も増え、レースとの組み合わせスタイルもできるので汎用性は広がっています。機能のあるレースなら夏の遮熱や遮像もできますが、保温力、断熱力はカーテンの方が勝ります。窓ガラスの機能や、窓の方角などを考慮して何がベストなのか?を決めてください。