カーテンの光漏れ、日々気になるところはありませんか?対策はどのようにされていますか?光が漏れる場所によって、それぞれ違う対策の仕方が必要です。今回は、光が漏れやすい3つの場所と、その対策方法をお話したいと思います。
・カーテンと床の隙間
出入りできるような掃き出し窓のカーテンは、床にカーテンの丈が着かないように、基本的には床より1cm程あげて作っています。その隙間から、光が差し込みます。光が入り込んでも問題のないリビングなどでは、掃除もしやすくメリットが多いので通常仕様をおすすめしますが、寝室などで部屋を真っ暗にしないと眠れないという人は、1cm程度の隙間でも気になってしまいます。
そんな時は、「ブレイクスタイル」と呼ばれる、あえて床に裾を垂らして丈を長めに作るカーテンスタイルがあります。そうすることで光漏れの対策もできますし、防寒対策にもなります。また、生地をたっぷり使用することで、豪華できれいめな印象にもなります。隙間だけだからと考えていても、真っ暗な中では意外とその部分が目立ち、気になってしまうので、そのような時はこういう方法も検討してみましょう。
・カーテンレールの上部や側面
意外と悩む人が多いのが、カーテンレールの上部や、側面の窓とカーテンまでの距離の隙間から漏れる光です。窓が大きくなるほど明るさが入ってくる部分が多くなります。日中に睡眠をとる必要がある人には、特に重要な問題です。
この問題を解決するには、取り付けるレールの種類をカバータイプにする方法があります。「トップカバー」や「サイドカバー」といった、カーテンレールの上部や側面からの光漏れ対策ができるものがあります。
トップカバーは、レール上部を塞ぎ、光の出入りを軽減してくれますし、サイドカバーは、カーテンがレールの側面まで覆える仕様になっているので、カーテンの縫製をリターン縫製という、奥行きまでカバーできる仕様にすると、できる限りの光漏れを防ぐことができます。
・カーテン生地
そもそも選んだカーテン生地に遮光性がなければ、部屋全体が明るくなってしまいます。何よりも重要なのは、厚手カーテンの遮光機能が高くなければいけません。遮光には、1級から3級までの等級のレベルがあります。その中でも、1級遮光のカーテンは遮光率が一番高く、しっかりと光を遮断してくれます。
カーテンの色もダーク系にすると、良いでしょう。ダーク系は、寝室に用いると心も落ち着きます。レースカーテンも、日差しを反射するミラーレースと合わせると、さらに効果アップです。いくら床との隙間や、レール上部や側面からの対策をしても、カーテン自体の遮光機能が低ければ、その他の対策は意味がなくなってしまいます。カーテンを購入する時には、遮光機能もしっかり確認しましょう。
・まとめ
窓は本来、換気のためや光を取り入れるためのものですが、睡眠をとる時はその光を遮断することが重要になります。部屋を真っ暗にしないと眠れない人にとっては、睡眠の質を左右するので、カーテンをオーダーする前にしっかりと検討しておきましょう。