「春眠暁を覚えず」のことわざにもあるように、春は暖かくなって気持ちよく眠れそうに思えるのに意外と眠れていなくて日中眠気を覚えることがあります。これは、寒暖差に体が付いて行けず自律神経のバランスが乱れることや、新年度が始まり環境が変わることでの精神的ストレスなどが原因と言われます。
人間にとって「睡眠」は健康で過ごすための基本になります。健やかな眠りを得るために、カーテンを活用した寝室の窓周りへの工夫を考えてみたいと思います。

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1.暗さをキープする
夜になっても外の街頭やマンションの廊下の明かりなどが気になることがあります。朝もこの季節、早くから明るくなって来るので窓からの光が気になって睡眠が浅くなりがちです。そこで効果的なのが遮光カーテンを使うこと。
光を遮蔽する能力により1級~3級までありますので、明るさに敏感な方は1級遮光のものを選んで下さい。もし、今お使いのカーテンをそのまま利用されるのであれば遮光生地をライナータイプにお仕立てして、カーテンの裏面に簡単に取り付ける方法もあります。

遮光裏地付きカーテン
カーテンの生地だけではなく、カーテンレールにも工夫が可能です。レールの上の面にトップカバーを付けて(付けられない機種もあります)上に抜ける光を止めたり、レールのサイドまでカーテンの生地で覆うリターンタイプにすることで窓の横部分から漏れる光を止めるのも効果があります。

カバートップ

リターン
2.色を選ぶ
色彩学的には誘眠効果がある色は「ブルー」と言われています。ベッドに入る前にブルー系の絵や写真を見たりすることも良いようです。反対に「レッド」「イエロー」といった交感神経を活性化させる色は睡眠の妨げになるので、寝る前ではなく朝起きてから目に付く場所に置いて早々に脳を活性化できるようにすると良いでしょう。クッションなどの小物にお気に入りの「ブルー」を使うのも洒落てますね。

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全体に落ち着いたブルーグレイ系でコーディネートした寝室。シンプルでしっかり遮光ができる濃色のカーテンと、開けた時に優しさが感じられる曲線柄のレースをシェードにして組み合わせ。スッキリとモダンな印象になっています。メインカラーをグレイと決めたら8割くらいをグレイ系の中から選び、アクセントカラーは少なくする方がまとまりと静寂感が出て寝室には向いています。
3.子供部屋には
お子様の場合、少々明るくても大丈夫なことが多いのですが、寝る前のお楽しみがある可愛い遮光カーテンもあります。日中はこのような小さなお星さまのデザインが見えています。

LS62290 日中
夜になると、蓄光プリントされた星の部分が明るく光ります。電気を消してもいきなり真っ暗にならず安心感がありますね。

LS62290 夜間
・まとめ
睡眠は人の身体にとって本当に大切なものです。しっかり暗くしたお部屋で充分に睡眠をとり、朝はカーテンを開けて明るい日差しをたっぷりと浴びる。そうすることで脳が活性化して、健やかでより良い一日の活動が可能になります。