カーテンレールの便利な付け方、便利なパーツ

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カーテンレールは通常窓枠の少し上から天井までの間に、吊るしたカーテンで完全に窓を上から下まで覆える位置に付けるようになっています。でも、現場の条件により希望の場所に付けられなかったり、付けるとレールの端がすぐ横の扉に当たってしまったりと、必ずしもすべて適正な位置に付けられるとは限りません。そういう問題点を回避できるパーツや知っておくと便利なパーツをご紹介します。

 

1.窓の上部が全部覆えない

レールを窓枠にしか取り付けられないので、カーテンの頭で窓の上部を全部覆えない・・・そのようなときは「LTブラケット」を使用します。

カーテンレール ダブルブラケット 窓枠上取付

★LTブラケットを使えばレールが窓枠より上に上がるので、カーテンで窓の上部を覆うことができる
カーテンレール LTダブルブラケット

 

2.扉が開かなくなる

レールの横がすぐ壁でクローゼットの扉が当たってしまう・・・実は結構よくあるケースです。クローゼットや物入の扉が当たって開かなくなってしまうパターンです。
カーテンレール クローゼットの扉との干渉

★ドレープのレールとレースのレールを別々に取り付ける
カーテンレール クローゼットの扉との干渉解消
レースのカーテンは、窓枠上部にレールを取り付けることで解決。ドレープカーテンは、LTエキストラシングルブラケットで出幅も少なくして扉との干渉を回避します。

 

3.窓枠との干渉、カーテン同士の干渉

壁から窓枠が少し前に出ていたり、カーテンにボリュームがありドレープカーテンを動かすと、後ろのレースのカーテンまで動いてしまうなどのストレスを感じる不具合がある、そのような窓枠とカーテンの干渉、カーテン同士の干渉を避けるには・・・レール同士の間を少し広げることができるブラケットがあります。

カーテンレール レースとドレープが当たる

★エキストラダブルブラケットを使うとレールの間隔が広がる
カーテンレール カーテン同士がぶつかる
エキストラダブルブラケットを使うと、壁からの距離も取れ、レール同士の巾も広がるのでカーテン同士の干渉がなくなりスッキリします。ただ、全体に2.5cmほど前(お部屋側)に飛び出して来るので窓の前に少し余裕は必要です。

 

4.カーテンタッセルを使わない方法

タッセルなしでカーテンをきれいにまとめたい・・・そのような時は「カーテンストッパー」を使用します。

カーテンストッパー カーテンを抑える
カーテンストッパーは、トーソーのネクスティとエリートの2種類のレールに取り付けができる便利なパーツです。AとBの中に磁石が入っておりスライドさせてAとBが重なるとそこでランナーがストップします。

カーテンのボリュームに左右されますが、カーテンを開けた時にこれ以上中央へ行って欲しくない位置にこのパーツを取り付けておくと、タッセルでカーテンをまとめなくてもその位置でカーテンが止まってくれます。あまり知られていませんが非常に便利なパーツです。

カーテンストッパー カーテンを抑えるパーツ

★カーテンストッパーを付けると!
カーテンストッパー 取付後写真
カーテンは一定の位置で止まっています。カーテンに形態安定加工を付けておけばヒダもきれいにまとまり、タッセルがなくても収まりが付きますね。

 

5.小窓を効率よく飾るには・・・

★中間ストップを使ってみましょう

中間ストップ 1本のレールで小窓を飾る
最近は小さい縦長窓などが並ぶオシャレなデザインが増えていますが、小さい窓一つ一つにレールを付けていてはコストがかさみます。そこで2~3つある窓を1本のレールで覆い、この中間ストップでそれぞれの窓ごとに区切ってカーテンを取り付けるのはいかがでしょうか?

中間ストップ 小窓を1本のレールで飾る

中間ストップを使えば、好みの位置で留めることができるので効率よく窓を飾れます。

いかがでしょうか?レールに取りつける便利なパーツ。色々な問題点を解消してくれると思いますよ。