カーブレールで見落としがちな確認ポイント3つ

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カーブレールの採寸で、よく見落としがちなポイントがいくつかあります。出窓やコーナー窓、連窓などがあるとカーブレールがついていることが多いのですが、今回は、そんなカーブレールがついている窓を採寸する時に、確認しておいた方が良いポイントについてお話したいと思います。

 

ダブルレールは、両側の幅を採寸

カーブレールがダブルで付いている時は、内側と外側の両方のレール幅を採寸しましょう。その理由は、カーブの角度や大きさによって、内側と外側のレール幅が異なる時があるからです。同じ幅でカーテンを作ってしまうと、片側だけ足りない…という事態になってしまいかねません。直線のレールが同じ長さで付いている時は片側を測れば問題ないのですが、カーブ部分がある時は必ず両側のレール幅を測りましょう。

また、幅が広い方のレールだけを採寸してきたという方もいますが、レールの寸法に対して適切なゆとりを入れて作るのが理想なので、ゆとりが多くなりすぎると見た目がよくありません。レールが長い程大変な作業ですが、両側を測っていただくことをおすすめしています。

川島織物セルコン カーブレール リビング

カーテンを分ける部分を別で採寸

カーテンの仕様には、「両開き」と「片開き」があります。両開きは、レール全長に対して、真ん中から左右にカーテンを開いて使用します。片開きは、1枚だけで作り、片側に寄せて使用します。生活をする上で、カーテンをどのように動かして開けるのかによって、レールの全長の長さだけでなく、分ける部分までの寸法も測っておかなければいけません。

例えば、コーナー窓は、コーナーの角の部分でカーテンを合わせる仕様にするのであれば、両端から中心の角の部分までの寸法も必要になります。また、連窓で大きな窓が連なり全長が長くなる時には、大きすぎるカーテンは洗濯も大変ですし、窓のサッシの寸法で分割したりなど、今後の生活を考えた上での採寸をする必要があります。

川島織物セルコン カーテン 分割

束ねる位置と房掛けの確認

カーテンを開けて束ねておく位置も、確認しておくことが重要です。カーブレールの場合、片側にしかカーテンを寄せるスペースが確保できなかったり、カーテンをまとめるタッセルを掛ける房掛けが、希望の位置になかったりすることがあります。家具の置き方や生活を考えて、どのような開け方をして、どちらに寄せるのかを決めておかないと、後で不便さを感じることになりかねません。

もし、採寸を専門の職人さんに依頼するのであれば、おすすめの方法や可能なパターンを提案してくれます。カーテンを端にしっかり寄せてまとめるためには、房掛けが必要なので、取付けが必要かどうかもこの時点で確認しておきましょう。よく考えてからカーテンを作るのがおすすめです。

川島織物セルコン コーナー窓 両開き

いかがでしょうか。採寸の時の注意ポイントも、レールの形状などによってさまざまです。確認することが多くて大変かもしれませんが、この最初の確認を丁寧にしておくことが大切です。レールの幅や高さだけを単純に測るのではなく、他にも確認しておくべきことがないか事前に調べておきましょう。