先日は横に広い大きな窓について書かせていただきましたが、今日は最近マンションや鉄骨系住宅に増えているコーナーに柱がない大きな窓についてのお話です。コーナー窓の場合正面だけでなくサイドの景色も見え広々とした素敵な空間になるのが特徴で、そういう窓を生かせるご提案をさせていただきます。
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カーテンの場合

従来のカーテンレールの場合

ブラケットスルータイプレール
従来タイプの装飾レールを付けるとレールを中央で支えるブラケットが邪魔をして、中央から両開きにするしかなく、せっかくのコーナー部分に片側のカーテンが集まって来て景色を隠してしまい、カーテンのボリュームばかり目立つことになっていました。
こちらは同じTOSOのクラスト19というレールですが、ブラケットスルーランナーという、英語のCの形をしたランナーを使うことにより中央のブラケットに引っかかることなく端までカーテンを持って行くことができるようになり、コーナーを隠さず見せることが可能になりました。2枚の写真を見比べていただくと奥側、手前側ともにコーナーがスッキリしていて広さを感じていただけると思います。
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シェードの場合
従来シェードは前幕のドレープ、後ろ幕のレースともほぼ同巾で作りますが、コーナー窓の場合同じ巾で作ると前幕を開けた時レース同士の間に4~5cmの隙間が空いてしまい、そこから余分な光が入って来ます。そこでレースの片側の巾を少し長く作り、きちんと覆えるようするコーナーリターンというものがあります。コーナーリターンにしてレースの巾を伸ばすことで奥側もきちんと隠せます。これで遮熱やUVカットにも対応できますね。

コーナーリターン
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縦型ブラインドの場合
コーナー部分を少し重ね合わせる取り付け方にすることで隙間がなくなり、縦型ブラインド特有のスッキリした納まりは残して広さは生かした空間になります。
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横型ブラインドの場合
こちらもコーナーをうまく付き合わせることによりスッキリ納めることができます。羽巾の広いウッドブラインドなどは奥側のブラインドを少し奥まで入れることで隙間をなくせます。明るい清潔感のあるキッチンになりそうですね。
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まとめ
ロールスクリーンやプリーツスクリーンなど重ね合わせ部分を多めに交差させる必要があるものもありますが、コーナーに対応することはできますのでスッキリ広々した空間を生かして、景色も楽しめるよう一番そのお部屋にに合った商品をお選びください。
取り付け方法や商品選びについては、ご自宅の図面や写真などをお持ちいただければ、スタッフと細かくご相談させていただきます。皆様のご来店、ご相談を心よりお待ち申し上げております。