最近は減る方向になりましたが、若年層や子育て世代の方々の間でも使い勝手の自由さから「畳の部屋」を希望される方はいらっしゃいます。よく受けるご相談は「窓に何を付けるのが良いか?」です。
従来型の和室の場合は畳・襖(ふすま)・障子などの要素があり全体の色調もナチュラルなイメージのものが多いと思いますが、最近は畳も縁なしや正方形、色もベーシックなものからブラックまでモダンなイメージのお部屋が多いようです。
1.従来型の「和室」

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廊下や障子、柱の木の色。畳のい草の色など全体に自然な色調の部屋になるので、カーテンも植物柄やテクスチャー感のある無地でベージュやモスグリーンの自然で優しい色味のものが合います。新築ではない和室で寒さ対応も必要な場合は、遮光や厚手の生地を選び丈も床ギリギリにされるのがおすすめです。

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開け閉めをあまりしない窓でボリュームを出さずスッキリ収めたい場合は、このようなダブルシェードもおすすめです。ドレープを途中まであげることで畳に座った時の目に入る日差しの眩しさをさえぎり、採光は下のレースからできるので落ち着いてくつろげますね。
2.モダンな和室
プリーツスクリーンは窓枠内に収めることで部屋がスッキリし目隠しや調光もしやすいため最近の和室では人気の商品です。和紙調の生地からロールスクリーンのようなフラットな生地、遮光のものもあり、和・洋共に合わせたりカラフルな色を選ぶことも可能です。多目的室としてお子様の遊び部屋にされたり、小上がり風にしてくつろいだり、仕事をされる方も多く、モダンでおしゃれなお部屋にできますね。
3.和室向きのレースカーテン

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よくご相談にみえるのが和室のレースカーテンです。シンプルな無地でも良いのですが、モダンすぎず淡いベージュの波模様のレースなどはどうでしょうか?波部分に少し光る糸が入っていて高級感もあります。
端正なお庭が少し透けて見えるくらいの透明感、ミラーレースで日光を遮るので畳や障子の日焼けも防げますし、遮熱効果もあるので省エネにもなります。縁側がある場合は、直接畳に日光が当たりにくいのですが、そうでない場合は畳を守るためにもUVカット効果がある素材をおすすめします。
・まとめ
日本人であれば誰しも和室に入り、畳に座ったり寝転んだりすると何ともいえないくつろぎ感を得られると思います。これはい草の空気清浄効果や抗菌効果、香りからくるリラックス効果や集中力効果によるものです。
一昔前のちょっと薄暗いイメージの和室と異なり、最近の「畳ルーム」は明るさもあり、モダンで快適になっています。フレキシブルに使えるお部屋として「畳ルーム」を見直してみませんか?