カーテンの色がもたらす心理効果とは?理想の空間を彩る色の選び方

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「部屋の雰囲気が何だか落ち着かない」「もっとリラックスできる空間にしたい」──そんな悩みを感じたことはありませんか?実はその原因、カーテンの《色》かもしれません。

色は私たちの心理に深く影響を与えます。特にカーテンは、視界に大きく入るインテリアアイテム。選ぶ色によって、空間の印象や過ごし方が大きく変わります。

この記事では、インテリア初心者からリフォームを検討中の方まで、「カーテンの色が与える心理的効果」と「部屋の用途別・色の選び方」を解説し、理想の空間づくりに役立つヒントをご紹介します。

 

色ごとの心理効果とおすすめの部屋

・赤:情熱と活力を呼び込む色

洋風のリビングに赤いカーテン

赤いカーテンは、その鮮やかな色合いで活力とエネルギーを空間に与える効果があります。

  • おすすめ空間:ダイニング(活気が出る)、作業スペース(クリエイティブ刺激)
  • 注意点:大きな面積では圧迫感が出やすいため、小窓やアクセント使いが効果的です。

例えば、ダイニングルームやリビングエリアに赤いカーテンを取り入れることで、家族で過ごす時間が楽しくなり、会話も弾むでしょう。また、ワークスペースに使用すると、アイデアが次々と湧き上がり、より創造的な作業が可能になるかもしれません。

 

・青:心を沈めて集中力を引き出す色

リビングに青いカーテン

青色のカーテンは、その冷静さと平和な色合いで心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。

  • おすすめの濃淡
    • 深いブルー ⇒ 集中力アップ(書斎・ホームオフィス)
    • 浅いブルー ⇒ 心穏やか(寝室・リビング)

例えば、ベッドルームに青いカーテンを使用することで、快適で安らかな睡眠環境を整え、質の高い休息を促すことができます。書斎やホームオフィスに使用すると、仕事もはかどるのではないでしょうか。また、ブルーは世界の広い部分を占める色であり、万人から好かれやすい色です。

・ピンク:柔らかな安心感と調和の色

ピンクのカーテン

ピンクは緊張を和らげ、穏やかで柔らかな空気をもたらします。

おすすめ空間:子ども部屋、リラクゼーションコーナー、対話が重視されるリビングなど

例えば、子ども部屋にピンクのカーテンを取り入れることで、お子様に安心感を与え、よりリラックスできる空間を作ることができます。また、リラクゼーションコーナーに使用すると、一日の疲れを癒すのに最適です。

ピンクは対人関係の調和を促す色でもあるため、リビングやダイニングなど家族が集まる場所にもぴったりです。お部屋全体を明るく、温かみのある雰囲気に変えてくれます。

 

・白&黒:モダンなスタイリッシュ空間を演出

黒いカーテン

  • :清潔感・開放感があり、どんな部屋にも合います ― 狭いワンルームにも効果大。
  • :高級感・引き締め効果。モノクロ配色でシャープな空間を演出できますが、重たくなりすぎないようにする配慮が必要です

黒と白は、現代的でスタイリッシュな空間を演出するのに最適な色です。特にモノクロのカーテンは、どんなインテリアにもマッチしやすく、洗練された雰囲気をもたらします。

部屋別おすすめ配色戦略

カラーチャート 色見本

<リビング>みんなが集う居心地の良い空間

  • 温かみのあるベージュや淡いグリーンが無難で好印象。
  • 落ち着き×アクセントを狙うなら、トーンを抑えたオレンジやグレーも◎。

<寝室>リラックス重視の癒し空間

  • 青系統や薄紫、モカなどを選ぶと副交感神経が優位になりやすく安眠に効果的です。濃すぎず柔らかめの色調が吉。

<子ども部屋>安心感+好奇心刺激

  • 幼児期はピンクや暖色系で安心感を。学習期には集中力を高めるブルーやグリーンにシフトするのがおすすめです。

<書斎/ワークスペース>生産性を高める引き締め配色

  • ネイビーやダークグリーン、グレーなどを使うことで注意力が高まり、落ち着いた雰囲気をつくれます。

 

色選びで失敗しないポイント

<面積×トーン効果>

カーテンは視覚面積が大きくトーン(明度・彩度)によって部屋全体の印象が左右されます。

  • 明るい色 → 開放感
  • 暗い色 → 高級感、落ち着き
  • 大面積には落ち着いたトーン、小窓にはアクセントカラーを活用

<光源による色見えの変化>

朝の自然光、昼の直射光、夜の照明色など照明環境によって見え方は大きく変わります。事前に複数の時間帯・光環境でのサンプルチェックが重要です。

 

Q&A:読者の疑問に先回り回答

FAQ

質問 回答
派手な色はNG? 壁や家具がシンプルなら、アクセント色として取り入れてもおしゃれ効果あり。
濃淡で印象はどう変わる? 濃い色は重厚感、淡い色は軽やかさや安心感を演出します。
色の効果は万人共通? 基本的傾向はあるものの、個人の好み・経験・文化的背景も影響します。直感も大切にしましょう。

まとめ:色で叶える理想の暮らし

カーテンは、ただの布ではありません。カーテンを単なる機能的アイテムとせず、色彩心理を味方につけることで、毎日の暮らしはより豊かで居心地の良いものになります。

  • くつろぎたい → 青や淡い紫、ベージュ系
  • リビングで家族と活気を楽しみたい → 暖色系+アクセントカラー
  • 集中したい書斎には → 深めブルーやダークカラー

まずは「自分がその部屋でどう過ごしたいか」を明確にし、色のパワーを取り入れてみてください。理想の空間は、カーテンの色選びから始まります。

 

参考記事

カーテンを差し色にしておしゃれ部屋にランクアップ

色を楽しむスタイルカーテン「ボーダースタイル」

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