昔懐かしい日本家屋の美しさと、現代の暮らしやすさを融合した「古民家風インテリア」。リフォームや新築で取り入れる方も増えていますが、「カーテン選びが難しい」と感じていませんか?
この記事では、古民家の雰囲気を壊さず、むしろ引き立てるカーテンの選び方を解説。和の美しさと洋の機能性を上手に組み合わせるための実例とコツをご紹介します。
古民家風インテリアの魅力とカーテン選びのポイント
どこか懐かしく、心が落ち着く「和モダン」空間
古民家風とは、梁・柱・障子など伝統的な和の要素を活かしながら、モダンな家具や素材と融合させたインテリアスタイルです。多くの方が以下のような魅力を求めて採り入れています。
- 木の温もりや自然素材の質感
- ゆったりとした空間構成
- ノスタルジックな雰囲気と癒し効果
カーテンが果たす役割とは?
古民家風インテリアでは「光の取り込み方」や「素材感」が重要。カーテンはその調整役として、以下のような役割を担います。
カーテンの役割 | 内容 |
光と影の演出 | 柔らかな光を取り込むことで空間に奥行きを与える |
テクスチャの統一 | 木材や畳などと質感を揃えることで空間に一体感を生む |
視覚的アクセント | 柄や色を使って「和×洋」のバランスを整える |
古民家に合うカーテンデザイン3選
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ざっくりした織りのレースカーテン
リネン風や杢糸を使った粗めの織りが、古民家特有の“抜け感”や“自然体”な雰囲気とマッチします。
- ホワイトではなく生成り・ベージュ系で空間に溶け込む
- 通気性が良く、日中の光を柔らかく透過
- ポリエステル製なら洗濯も可能で実用性も◎
レースでも主張しすぎず、奥ゆかしい佇まいがぴったりです。
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和色を使ったチェック柄カーテン
「古民家=無地」ではなく、グリーンやブラウンの和色を使ったチェック柄もおすすめです。レトロなかわいらしさが加わり、和モダンな空間に奥行きが出ます。
柄 | 合わせやすい和要素 |
大きめチェック | 古材や畳に似合う、素朴で温かみのある印象 |
ブラウン | 木製建具や梁との統一感を演出 |
グリーン | 畳や観葉植物と自然につながりを持たせる |
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ブルーグレーで現代らしさを加える
濃色の梁や家具が主役の空間には、ブルーグレーやチャコールグレーの無地カーテンが洗練された印象を添えます。
- 暗すぎず、淡すぎない中間色が和と洋の橋渡しに
- 家具・建具とのバランスが取りやすく、上品な佇まい
- 光の加減で表情が変わり、時間帯ごとに異なる雰囲気を楽しめる
窓まわりを仕上げる+αの工夫
カーテンそのものに加え、カーテンレールやタッセルも印象を大きく左右します。以下のような選択が古民家風空間にマッチします。
- ブラックのアイアン調レール:重厚感のある梁や柱と好相性
- カーテンボックス:現代らしさを出しつつ、スッキリした窓辺に
- 天然素材のタッセル:麻や綿ロープでナチュラル感を演出
まとめ:伝統とモダンをつなぐ“窓辺の美学”
古民家風インテリアに合うカーテン選びは、見た目の印象だけでなく、空間全体の調和を左右します。
- 素材や色味は「自然体」であることを意識
- 和の建具や床材とのバランスを考慮
- 光の入り方や影の出方で時間ごとの雰囲気を楽しむ
- レールや付属品もインテリアの一部と捉える
和の心を大切にしながら、今の暮らしにフィットする空間づくり──その要(かなめ)として、カーテンを上手に活用してみてください。
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