前回はカーテンの生地での省エネ方法を取り上げましたが、今日は、カーテンレールでも工夫することによりさらに省エネ効果を上げる方法をお知らせしたいと思います。
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一般カーテンレールの場合
こちらは、レールメーカー トーソー(TOSO)によるデータです。数値を見れば明らかなように、カーテンのみの場合から両側にリターンを付けて両端からの熱の出入りを防いだ場合は5%効果がアップ。

リターン付きカーテン。両サイドまで生地で覆います。
さらにカーテンレールの上に蓋状のカバートップを取り付けた場合は12%効果がアップ。

カバートップ
カーテンレールをボックスで囲んだり、さらにカバートップを付けた場合は19%効果がアップ。

ノイボックス
ボックスを付ける前と後での見え方の違いはこのようになります。
ボックスにもボックスのみのものやレールと一体型になったものなど種類がありますので、すでにレールがある方は、ボックスのみのもの。レールの取付から考えておられる方は一体型のものがスッキリしておすすめです。レールを準備し、前回の要領で空気を含むタイプの生地でカーテンを作れば省エネ対策はバッチリです。
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装飾カーテンレールの場合
装飾レールなどで、カバートップを付けられない場合は、レールを取り付ける位置をできるだけ窓枠より上に上げて、カーテンのフックが付いている部分を窓枠より上に持ってくるだけでも熱の出入りを抑え、省エネに効果があります。

窓枠よりヒダ山部分が上になるように
また、一般カーテンレールでも装飾カーテンレールでも、どちらにも言えることなのですが、窓の下にテーブルやベッドのヘッドボードが来ない場合は、窓枠より15cm~20cm長めに仕立てるのがおすすめです。

腰窓のカーテンは窓枠より長めに
立地条件や住宅のタイプ、築年数、体感温度の個人差などにより向き不向きが変わります。図面やお部屋、窓の写真をお持ちいただければ、色々な商品、方法の中から最も合ったものをご提案させていただきます。皆様のご来店をお待ち申し上げております。