レースカーテンは「脇役」と思っていませんか?実は今、レースカーテンを主役としたスタイルも増えています。その中でもおすすめしたい、刺繍が美しい〈エンブロイダリーレース〉
本記事では、「レースカーテン=透ける無地」という常識を覆す“豪華な刺繍レース”の魅力と選び方を、初心者にもわかりやすく解説。どんな部屋にも品と存在感を与える、エンブロイダリーレースの取り入れ方をお届けします。
エンブロイダリーレースとは?
刺繍で柄を描く、特別なレースカーテン
「エンブロイダリー(embroidery)」とは“刺繍”のこと。エンブロイダリーレースは、透け感のある生地(ボイルやオーガンジーなど)に糸で模様を刺繍したカーテンで、織りやプリントでは出せない立体感と華やかさが特徴です。
こんな方におすすめ
- シンプルなカーテンでは物足りない
- ナチュラル×上品なインテリアを目指したい
- 昼も夜もおしゃれを楽しめる窓辺にしたい
主役級の存在感!刺繍デザインの種類と特徴
裾だけ刺繍:絵羽柄でさりげなく華やかに
裾部分にだけ刺繍が施されているタイプは「絵羽柄(えばがら)」とも呼ばれます。腰高窓や掃き出し窓にも合い、視線の集まりやすい下部に装飾を集中させることで上品な印象に。
メリット
- ドレープカーテンとのコーディネートがしやすい
- 洗練された雰囲気に仕上がる
上下刺繍:空間全体を引き締める
裾に加え、腰の高さや上部にも刺繍があるものは、空間全体にリズムを生み出し、クラシカルな印象に。特に天井近くからカーテンを吊るすと、刺繍のバランスがより美しく映えます。
全面刺繍:とことん華やかに
生地全体に刺繍が施されたものは、インテリアの主役にもなれる存在感。花柄やリーフ柄など柄の種類も豊富で、フェミニン・エレガント・エスニックなど多様なテイストに対応できます。
色付き刺繍×ナチュラル素材で“抜け感+高級感”
刺繍=クラシックという印象を持たれがちですが、ナチュラルな風合いのベース生地に、スパン糸やカラー糸を使った刺繍を組み合わせると、今っぽく優しい印象に仕上がります。
人気の刺繍カラー傾向
- ピンク・ラベンダー系:やわらかさと可憐さを演出
- ゴールド・シルバー:光を受けて上品に輝く
- アイボリー・ベージュ:ナチュラルスタイルに最適
透け感・遮像性・手入れのしやすさもチェック!
刺繍レースの「透け感」は意外と多彩
刺繍が入ることで、一般的なボイルレースよりもやや透け感が抑えられます。昼間の光は取り入れつつ、外からの視線をほどよくカットしたい方にぴったりです。
刺繍の有無で手入れ方法は異なる?
基本的に洗濯表示に従えば家庭でも洗えますが、刺繍部分はデリケート。以下の点に注意しましょう。
刺繍レースのお手入れポイント
- 洗濯機使用時は必ずネットに入れる
- 脱水時間は短めに設定する
まとめ:エンブロイダリーレースで、窓辺に“物語”を
レースカーテンをただの「透ける白い布」だと思っていた方も、刺繍の魅力を知れば、その印象はきっと変わります。エンブロイダリーレースは、機能性に加えて「感性に訴える美しさ」を持ったカーテンです。
カーテンの主役がドレープだけだった時代は終わり。あなたの暮らしにも、窓辺から物語が始まるような〈刺繍レース〉を取り入れてみませんか?
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