機能性から考えるカーテン選び。覚えておきたい6つの機能

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オーダーカーテンは沢山の種類の生地から選べるのが嬉しいポイント。しかし、幾通りにもなる組み合わせの中から、気に入るカーテンを選ぶのは意外と疲れるもの…。

そこで、カーテンの選び方の一つとして、機能から探してみるのはいかがでしょうか。今回は、住宅用のカーテンを絞り込むときに覚えておきたい6つの機能についてご紹介します。

カーテンの機能マーク

 

1.ドレープ・レース共通の機能

・高さ31m以上(11階建て以上)のマンションに住んでいる
高齢者小さな子どもと暮らしていて、いざという時に備えたい
・コンロやストーブなど、火の元のそばでカーテンを使う

当てはまる人におすすめの機能は…

防炎

防炎マーク

防炎機能の付いたカーテンは、火災の時カーテンについた火が燃え広がりにくく、火の拡散を遅らせる役割があります。そのため、消防法により公共施設や、31m以上(おおむね11階以上)の高層建築物には防炎カーテンの使用が義務付けられています。

また、特に防炎指定のない住宅においても、高齢者や小さな子どもと暮らしている場合や、火の元が近くにある環境では、万が一に備えて防炎カーテンを選んでおくと安心です。

関連記事カーテンに防炎は必要? 万が一に備えて知っておきたいポイント

 

自宅で簡単にお手入れがしたい
・窓辺に湿気がたまりやすい

当てはまる人におすすめの機能は…

ウォッシャブル

ウォッシャブルマーク

ウォッシャブルマークは自宅で洗濯をしても縮みにくく、退色等の変化が起こりにくいカーテンに表示されています。

レースカーテンは年2回、ドレープカーテンは年1回程度洗濯することで長持ちしやすくなります。自宅で手軽にお手入れができるウォッシャブルマークは、カーテンを購入する際に重視したいポイントですね。

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2.ドレープカーテンの機能

・夜勤明けなど、外が明るいうちに寝る事がある
・部屋が真っ暗にならないと眠れない…朝日で目が覚めてしまう
プロジェクターを使いたい
・夜間の外への光漏れが気になる

当てはまる人におすすめの機能は…

遮光

遮光マーク

遮光機能は、99.40%以上光を遮るドレープカーテンに付けられる表示です。

遮光等級による透け方の違い

遮光カーテンには1~3級までの等級があり、数字が小さいほど遮光性が強くなります。また、遮光1級の中でも更に区分があり、ほぼ100%の遮光性がある「完全遮光カーテン」というものもあります。

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3.レースの機能

・窓から入る日差しが暑い…
・冷房を効率よく使いたい

当てはまる人におすすめの機能は…

遮熱

遮熱マーク

遮熱機能は、主にレースカーテンに付けられる機能で、暑さを和らげてくれるほか、冷房効率アップも期待できます。遮熱糸が使われている場合や、ミラーレースなど、裏面の素材が熱を反射する構造になっていることもあります。

日差しの入りやすい窓辺には特に採用したい機能です。

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・家の中にいても日焼けが気になる
・日差しで家具や床が焼けてしまった…

当てはまる人におすすめの機能は…

UVカット

UVカットマーク

NIFのUVカットマークは70%以上の紫外線カット効果があるレースカーテンに表示されます。床や肌の焼けを防ぐほか、ドレープカーテンを守る役割も果たします。

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・階層が低く、外からの視線が気になる…
・レースカーテン一枚だけで使いたい

当てはまる人におすすめの機能は…

遮像(オフシェイド)

遮像マーク

遮像(オフシェイド)機能は、レースカーテンに付けられる機能で、外から室内を見た際、中の様子がどのくらい透けるかを4段階で表しています。

遮像クラスによる透け方の違い

遮像機能を持つレースとして、外が明るいときに室内の様子が透けて見えにくい「ミラーレース」が有名ですが、ミラーレースは外側の面が光を反射し、室内の様子が透けないようにしているため、室内の方が明るくなる時には、透け感が出てしまう場合があります。

レースのみでの使用を考えている場合や、常に室内の方が明るくなるような環境では、「ウェーブロン」という特殊な糸を使ったレースカーテンであれば、中の様子が1日中見えにくいので安心です。

なお、ウェーブロンや厚みのあるミラーレースは、室内から外の様子も見えにくい為、眺望を確保したい場合には注意が必要です。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

カーテンの機能性はまだまだ沢山ありますが、この基本の6つを抑えておけば希望に合ったカーテンが選びやすくなると思います。

是非、たくさんのカーテン生地から選ぶ時は機能性表示を確認してみてくださいね。

 

関連リンク

NIF(日本ファブリック協会)機能性表示

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