女性の場合、肌の日焼け防止、ＵＶカット効果への関心は誰でも高いものですが、お部屋にとってもＵＶ光線による建具や家具の日焼け、劣化は大きなダメージとなります。
窓のガラス側にＵＶカット効果のあるレースカーテンを掛け、日中の日差し、熱などを防ぐことは家や家具、ひいてはご自身のお肌を守る上で大切なことだと考えます。今回は、ＵＶカットに効果的なレースカーテンの種類と特徴をご紹介します。
UVカット率のランクについて
各社のカタログを見ると、ＵＶカット率のランク付けが表示されているメーカー（スミノエ・リリカラ）とＵＶカット率が70％以上のものにのみＵＶカットマークが入っているメーカー（川島織物セルコン・サンゲツ・アスワン）に分かれます。
リリカラの場合は、50％未満・50～70％・70％以上の3ランクに分かれます。スミノエの場合は、さらに細かくランクＳ-80％以上、ランクＡ-60～80％、ランクＢ-40～60％、ランクＣ40％未満の4ランクにわかれます。ランクが表示されていなくても、ミラーレースや目のつんだ生地の場合はＵＶカット効果がありますので、スタッフにご確認下さい。
おすすめUVカットレース
ＵＶカット効果の仕組みとしては
（1）生地の目を詰めることで紫外線を通しにくくする
（2）ミラーレスのように光沢糸を使うことで紫外線を散乱・反射させる
（3）糸自身が紫外線を吸収するものを使って生地を作る
の3タイプあります。
このレースは、透け感が程よくありながら遮熱効果のある糸を使うことでＵＶランクをＡにしています。ＵＶカット効果は欲しいけれど、向こうが見えないのは嫌だという方にはピッタリのカーテンです。
こちらは、ＵＶカット効果と遮熱効果のあるミラーレース。少し向こうが見えるタイプで圧迫感が少なく、ラメ糸の刺繡のようなデザインがおしゃれなカーテンです。
落ち着きのあるインテリアにピッタリの淡いベージュ系のレースカーテン。こちらは、ウェーブロンという帝人フロンティア（株）が開発した採光性を保ちつつ透けにくいという機能を持った糸で作られているカーテンです。ミラーレースのような厚ぼったさがなく、ソフトでドレープ性も高いので高級感があります。採光拡散機能があるので、ＵＶカット効果、遮熱効果は高くてもお部屋が暗くならない優れものです。
直接強い太陽光線が入って来るのではなく、庇（ひさし）があったりするのであれば向こうが見えて圧迫感が少なく、ＵＶカット効果も40～60％位のこちらの商品もおすすめです。葉っぱのモチーフのプリントが入り、目を休ませてくれます。ミラーレースなので遮熱の効果もあり冷房効率も上がります。
まとめ
最近は、ＵＶカット効果をご希望されるお客様が増えています。ＵＶカットガラスなどをお使いの方もいらっしゃると思いますが、最近の太陽光線の強さは半端ではありません。高層マンションの高層階にお住まいの方では、せっかくの景色を楽しもうと付けられたオーガンジー系のレースが日差しのために1年で劣化されたケースもあります。大切なお住まいを長く快適にお使いいただくためにもレースカーテンによるＵＶカット効果を是非実感していただきたいです。
