「カーテンの色、なんとなくで選んでいませんか?」
新築やリフォームのインテリアで後回しになりがちなカーテン選び。壁紙や床材との組み合わせを考えず購入すると、「なんだかごちゃごちゃして落ち着かない…」と後悔することも少なくありません。
この記事では、インテリアの調和を保ちつつ、おしゃれに仕上げるための「カーテンの色の組み合わせテクニック」をご紹介します。初心者でも安心して選べるよう、具体的な配色例とそのポイントを解説。カラーコーディネートに悩むすべての方に向けたガイドです。
1.カーテンと部屋の色、どう合わせれば正解?
新築・リフォームで多い「カーテン迷子」問題
- アクセントクロスが目立ちすぎて、どの色を合わせたら良いか分からない
- 家具の色とカーテンの色がぶつかり、統一感がなくなる
- 好きな色を詰め込みすぎてチグハグな印象になる
「色相・トーン・比率」でバランスを取る
要素 | ポイント | 例 |
色相(色み) | 隣接色を選ぶと調和しやすい | ベージュ×ブラウン、グリーン×イエロー |
トーン(明度・彩度) | 同じトーンでそろえると上品 | くすみ系どうし、パステル系どうし |
面積比率 | ベース7:メイン2:アクセント1が目安 | 壁・床:カーテン:クッション |
2.意外と相性が良い!カーテン色の組み合わせ実例
グリーン×オレンジ:自然と活力を融合
鮮やかなオレンジのアクセントクロスに グリーンの総柄カーテン を合わせた例。補色関係に近い2色でも、カーテンにオレンジの柄が入っていれば統一感が高まり、元気でナチュラルな空間を演出できます。
配色の効能 | 解説 |
明るく陽気 | オレンジが光を反射し、部屋全体を華やかに |
自然な調和 | 観葉植物の緑とリンクし、リラックス感アップ |
視線誘導 | 窓周りがフォーカルポイントとなりメリハリが付く |
ピンク×ブラック:甘さと辛さの絶妙バランス
ブラックの建具でモードな印象の空間に、スモーキーピンクのカーテン を投入。くすんだトーンを選ぶことで甘さが抑えられ、クールさとエレガントさが共存します。光沢のある生地を選ぶと、一層大人っぽい仕上がりに。
同じピンクでもビビットなピンク、パステルなピンク、スモーキーなピンク…どれを選ぶかによって印象ががらりと変わるので、仕上がりをイメージして慎重に選びたいところですね!
オレンジ×ブルー:反対色でドラマティックに
補色を活用した大胆な配色ですが、不思議と上品の仕上がりになっています。オレンジの温かみとブルーの清涼感が強いコントラストを生み、窓辺がアートのような主役に。子供部屋やアトリエなど、個性を出したい空間におすすめです。
色選びの落とし穴と解決策
「赤」と一口に言っても、ビビッドな赤とワインレッド、ピンク寄りの赤では印象がまったく異なります。失敗を防ぐには、壁紙や床材のサンプル、家具写真を持参し、実際の光の下でカーテン生地を照らし合わせる ことが重要です。現場でトーンを確認すれば、イメージ違いを大幅に減らせます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 厚地とレース、別々に買う場合の色合わせは?
→厚地をサブカラー、レースをベース~近似色 にすると調和しやすいです。柄レースを選ぶなら厚地の色を柄内の一色に合わせると失敗しにくいです。
Q2. 反対色で派手になりすぎないコツは?
→片方の彩度を落とす/面積を小さくする。たとえば鮮やかなオレンジ×グレイッシュブルーなど、どちらかをくすませると上品にまとまります。
Q3. 色見本が無いときは?
→スマホ写真よりも実物サンプルの取り寄せが確実です!実際の部屋で自然光や照明による見え方の差を確認できます。
まとめ ― カーテンの色は「調和」か「主役」かを決めてから
- 空間に溶け込ませたいなら、壁や床と同系色・同トーンでまとめる
- カーテンを主役にしたいなら、補色や濃色でアクセントにする
- サンプルを現場で合わせ、自然光と照明下の見え方を必ずチェックする
色の理論を味方にすれば、思い切った配色でも失敗しません。ぜひ部屋全体のバランスを意識し、納得のいくカーテン選びを楽しんでください。