最新はカーテンばかりではなくロールスクリーンのシンプルさ、操作の手軽さを利用した使い方が増えてきています。窓を覆うだけでなく仕切や目隠しとして有効な使い方をされた取付・施工事例を2つご紹介したいと思います。
1.木を活かした心地よいナチュラル感のあるインテリア空間に
まずは、京都市北区 I様邸の取付・施工事例です。
リビング横の階段へ続く部分。パイプ手すりで開放的な空間ですが、開けっ放しだと冷暖房の熱効率も悪くなるのでロールスクリーンで仕切れるようにしました。吹き抜け部分の窓の外からの視線を遮ることもできるようになっています。夜、灯りを付けるとリビングが丸見えになるので省エネと目隠しの両方に有効な使い方ですね。
ロールスクリーンを下したところ。生地にベージュカラーを選んだことで、ナチュラル感があるスッキリした空間のイメージは残したままです。物入を兼ねたウッドのベンチシートも素敵ですね。
次は、ファミリークローゼット入口のロールスクリーン。天井に合わせて清潔感のあるホワイトにしたことで明るくスッキリした印象になりました。クローゼット入口も丸見えにならないことと省エネの観点から塞ぎたいポイントのひとつです。
杉材のフローリングや無塗装の扉など木を活かした空間と、ロールスクリーンの調和がとれて、快適さも叶える、とても素敵なお住まいになりました。
2.二連の横長窓を覆う
次は、大阪府枚方市 N様邸の取付・施工事例です。
最近多いのが小さな窓が上下あるいは左右に並んでいる、採光と換気のための窓です。サイズと天井に近い位置にあるためロールスクリーンを選ぶ方が多いのですが、このケースの場合天井ギリギリの2cm巾位の窓枠に付ける必要があり、特殊な金具(補助金具)を使っての取付けになりました。
上の窓枠に金具を三か所取り付け、ここへロールスクリーンを吊るすブラケットを取り付けます。
ロールスクリーンを巻き上げた時に天井に付かないギリギリのところへ取り付けることができました。
スクリーンを下におろすとこんな感じです。一窓づつ窓枠の中に取り付ける選択肢もありましたが、2台分になるコストアップと操作用チェーンが2本ぶら下がること。ロールスクリーンは両端の生地のない部分が2cmほどあるのでそこからの光漏れが気になることなどからこのスタイルに決まりました。
もう一つの窓も同様に特殊な金具で取り付けました。
綺麗に納まりました。デスクワーク用の机にも邪魔にならずちょうど良い高さで降ろせていますね。壁紙に合わせて色をお選びいただいたので、下すと壁になじんで邪魔にならずスッキリしたお部屋になりました。
まとめ
小さな窓への対応は色々な選択肢があります。カーテン生地を使って、カーテンやカフェカーテン、シェードにすることもできます。遮光度を高めたいならプリーツスクリーンを窓枠の内側に付けるのもおすすめです。
ロールスクリーンは、単価も比較的安く操作も簡単なことから最も選ばれる頻度が高い商品です。使用されるお部屋の用途や頻度、遮光をしたいのか?目隠しだけで良いのか?などイメージをしてお選びいただけると良いと思います。