カーテンはレース・ドレープの2枚重ねが基本のスタイルです。そのため、中にはレースのみ・ドレープのみの使用はあまり良くないのでは……と思う方も。
実はカーテンはどちらか1枚の使用でもおしゃれに、そして何よりすっきりとした印象にまとまります。今回は、お部屋の用途によっての使い分けや、それぞれの吊り方における注意点をご紹介します。
1.レースのみ

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カーテンをレースのみで使うと、すっきりと、そしてナチュラルな印象になりますね。カーテンはその面積の広さから、お部屋の印象を大きく左右します。レースはシンプルなものが多いため、引っ越し後お部屋のイメージが固まるまではレースのみ揃えておく、というのも空間作りにおいて一つの手でしょう。
しかし、寝室など、夜間に照明をつける部屋にはプライバシー保護の観点から、あまりおすすめできません。また、レースのみでは保温効果が低いため、北向きの窓や、日差しの入りにくい部屋には注意が必要です。
2.ドレープのみ

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ドレープカーテンのみは、あまり使わない部屋などの、床や家具を日差しから守る目的での使用がおすすめです。また、プライバシーの保護される曇りガラスの窓にはドレープ単体で吊る場合も。
こちらもレースのみの場合と同様、すっきりとしたモダンな印象になります。一般的にはレースのみで使う場合よりも、保温性や遮熱性は高くなります。しかし、1枚で吊る場合、ほとんど日中も閉めっぱなしになるため、昼間に使用する居室には向いていません。
3.ドレープ・レースの2枚重ね

レース:U-9409/ドレープ:U-9335
2枚重ねでの使用は、1枚吊りに比べて一気に雰囲気が出ますね。家具の少ない空間にも、カーテンを2重に設置するだけでぐっと”お部屋らしさ”がアップします。日中はレースのみ、夜間はドレープも閉めるなどといった、時間によっての使い分けも可能です。
そして、2重になっている事で空気層ができ、より保温・遮熱効果が期待できます。寒さ・暑さの厳しい季節には、冷暖房の効率アップにも役立ちます。また、レースが直接的な採光を防いでくれるので、2重吊りにするだけでドレープが長持ちします。

レース:D-4060/ドレープ:D-4433
デザインレースをお部屋側に吊り込む、”レースイン”も2重吊りならではのおしゃれなスタイルです。こちらにも、上記でご紹介したような省エネ効果が期待できます。
レース・ドレープの2枚を一気に揃えるとなると、やはり気になるのは費用面……。予算を考えてお部屋の用途ごとにカーテンが2枚必要な箇所、1枚でも対応できる箇所を使い分けてみるのも良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。カーテンは、基本的に2重吊りがおすすめですが、どちらか単体での使用も可能です。お部屋の用途やご予算によって、吊り方を使い分けてみてくださいね。
※本記事でご紹介したほかに、カーテンとメカ類(ブラインド、シェードなど)を組み合わせる場合もあります。
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