シンプル&モダンスタイルは定番として人気ですが、お家時間の増加と共に温もりと癒し感があり、どこか懐かしい感じがする木目調のインテリアが注目されています。
床材や建具に多く使われる木目は、壁紙や家具、後付けの棚やボックスをプラスすることで今の空間を簡単に変身させることもできます。今回は、木目調のインテリアと相性の良いカーテンを組み合わせて、ヴィンテージ感や北欧テイストのコーディネートを楽しむ方法の一例をご紹介します。
1.ヴィンテージ感を楽しむなら
ウォールナット系の温かみと高級感がある壁面、造り付けの棚に合わせたカーテンはミックス調の無地のカーテンです。すべてを豪華で重々しくするのではなく軽さと親近感がある素材を組み合わせることでくつろげる空間にしています。
ナチュラル系の木目調インテリアにちょっと濃色のカーテンをコーディネートした例です。ナチュラルになり過ぎないよう椅子のフレームも黒で引き締め、カーテンはリーフ柄の風通織で表面に出るやわらかな凹凸感を楽しめる生地にしています。やさしい空間を濃色で引き締めることで高級感あるインテリアになっています。
2.北欧テイストでまとめるなら
オフホワイト地に水彩調でグリーンの葉っぱ柄を描いたレースのカーテンと、ミックス調の無地のドレープカーテンの組み合わせ。モダンな北欧調のインテリアに優しいタッチで寄り添っていますね。シンプルな中に植物のデザインの安らぎをプラスすることでホッとできる空間になりました。
麻混のナチュラルな裾ボーダー柄のレースと、ナチュラルな無地のドレープとの組み合わせ。北欧調家具に照明器具としっかりテイストを揃えたコーディネートです。カーテンボックスの木目もお部屋のポイントになっています。白とベージュの清潔感あるナチュラルなインテリアです。
3.男性のお部屋なら・・・
シックなカーテンと組み合わせているのはレースではなくウッドブラインド。スラットの開閉で光の調整をしています。スチールの洋服掛けでキリっと空間を引き締め、木のブラウンとザックリ感のあるファブリックで男性的なくつろいだ感じに仕上げています。
ざっくりでラフな印象のカーテンとシンプルで機能的なミラーレースの組み合わせ。グレートーンの木目調壁紙に経年変化のある板で手作りの棚やボックスを置いたいかにも男性のプライベートルームコーディネートです。ヴィンテージ感のある革のチェア、スポーツサイクルや男性的な大きなグリーンも大切なお部屋の要素になっていますね。
まとめ
木の色は人の肌の色に似ているので、生まれてすぐお母さんの肌の色を目にして育つ人間にとって、癒し感や安心感を与えてくれます。そして木や革には経年変化があり、またそれも味として楽しむことができる素材です。木や木目調のインテリアをうまく取り入れて、ヴィンテージ感や北欧テイストなどを取り入れつつ、温もりややすらぎのある空間作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。