カーテンに裏地をつけることで得られる遮光以外のメリットとは

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マンションや戸建てでも2階以上のお部屋でシャッターや雨戸がない場合は遮光生地のカーテンにされるケースが多いのですが、真っ暗にしたくない方や好みの生地が遮光ではなかったからという理由で遮光性のない生地をお選びになられたという方もいらっしゃると思います。

例えば下の写真なら、窓からの光が強く、せっかくの柄が飛んでしまってすそ以外は見えなくなっています。もし、実際にお使いになられて、「やはりもう少し暗くしたい」とか、「生地が太陽光線で透けるため生地裏にまわっている色糸が透けて見える」「表の柄がぼやけてしまって見えない」というようなことをお感じでしたら、裏地をお付けになることをおすすめします。そこで今回は、カーテンの裏地についてお話ししたいと思います。

遮光なしカーテン

1.直接裏地を縫い付けるタイプ

すそ以外の3方向をカーテンに縫い込みしっかり取り付けるタイプになります。カーテンと一体化しているので重みと落ち着きが出ます。

カーテン 裏地付き 遮光
裏地付きカーテン(裏面)

 

こちらは、先ほどの写真の生地に裏地を縫い付けたものです。柄がはっきり分かり、ぼやけることがありません。

裏地付きカーテン 遮光
裏地を付けたカーテン

 

2.着脱式の裏地を付けるタイプ

裏地を縫い付けるためには、新規でカーテンを作るか?今お使いのカーテンをほどいて裏地を付けるか?になりますが、手間暇やコストを考えるとちょっとおっくうになりますね。そんな時は、着脱式のフラットライナーという便利な方法があります!

上部はカーテンのフックに引掛け、下部はカーテンの端に透明のクリップで止め付けるというものです。あと付けですから取り外しもでき、お洗濯もカーテンとライナーを別々に洗えるので重くなりすぎず、容量の大きい洗濯機でなくても安心です。

フラットライナー 遮光
フラットライナー

 

3.まとめ

カーテンに裏地を付ける利点には、以下のような点が挙げられます。

・透ける度合いが減るのでプライバシー保護に役立つ
・遮光性がアップし、夏など早朝から明るくなるのを防げる
・生地が二重になることで、空気層ができ保温性、断熱性が向上、省エネが期待できる
・柄が外の光で飛ばずにきれいに見える
・外から窓を見た時、生地の裏面が見えるのではなく、遮光生地の表面が見えるので収まりが良い

裏に使う遮光の生地も1級から3級(1級が最も暗くなる)まで種類がございますので、あまりに真っ暗になるのは・・・と思われる方は3級クラスの生地をお使いいただければと思います。これからの季節、窓からのひんやりした空気も気になるところです。しっかり開口部を覆って熱を逃がさない裏地の活用はいかがでしょうか。