カーテンを選ぶ時に遮光にするかどうか…悩む時もあると思います。寝室やシアタールームなどに遮光カーテンをつける場合は多いですが、一方で、リビングや洋室に遮光カーテンをつけるのはどうなのでしょうか?
日中でもカーテンを閉めることが多い寝室やシアタールームと違い、リビングや洋室の場合は、カーテンを開けておくことが多いです。遮光カーテンは日差しを遮り、生地もしっかりしているものも多いですが、例えば西日を遮りたくてカーテンを閉めると、外が明るい時間でもお部屋の照明をつけなければならなくなってしまいます。
※生地の遮光等級によって印象が異なる場合があります
そのような時、合わせるレースカーテンにUVカットの機能性のあるものを選ぶことによって、厚地カーテンは遮光生地にしなくても適度に光を遮って快適に過ごすことができます。そのため、カーテンを閉めた場合でも部屋を暗い印象にしたくない場合は、遮光性のないカーテンがおすすめです。そこで今回は、遮光性がないカーテンのメリットをご紹介したいと思います。
日差しが当たるとデザインの見え方が変わる
遮光のカーテンは生地に黒糸を織り込むか、裏地をつけている場合が多いので、日差しが当たってもあまりデザインの見え方が変わらないことが多いですが、遮光性がないカーテンは日差しが当たると、ほどよくデザインが淡く透けるので、見え方が変わりきれいです。
日差しの当たり方によってグラデーションのように見えたり、柄部分だけが透けて見えるような印象になる場合もあり、本来のデザインとは異なるイメージで楽しめます。また、日差しの当たる昼間と、日の出ていない夜間でも、2パターンの違った雰囲気を感じることができます。
生地の軽やかな印象で部屋がすっきり見える
生地の分厚さからくる圧迫感がないので、ヒダ仕様をボリューム多めにしてもすっきり見えます。形態安定加工などのヒダを整える加工をすると、より一層納まりもよく、窓の横幅が広い場合にもおすすめです。また、カーテンを束ねる時のボリュームも抑えることができます。
明るい色のデザインが豊富
遮光性を気にしなければ、選べる生地は豊富です。遮光カーテンは中に黒糸を織り込んで遮光性を持たせている場合、なかなか明るい色や淡い色というのはきれいな色が出にくいこともあり、種類が少なめです。黒糸の色が生地のデザインや色に影響してきます。
また、裏地をつける場合でも、裏地自体が遮光の生地で濃い色のものが多いので、裏に縫い付けた時にも表の生地に少なからず影響する場合が多いです。ホワイト、アイボリー、ピンク、オレンジ…パステルカラーなど、明るい色のカーテンがお好みであれば、遮光性なしのカーテンがおすすめです。お部屋がパッと明るくなり、気分も上がりそうです。
リビングや洋室に遮光カーテンを取り入れるか迷っていて、カーテンを閉めた状態でも部屋を暗くしたくないな、とお考えの方は、遮光カーテンではなく、デザインや色を活かすという方向から遮光性のないカーテンを選んでみるのもおすすめです。
遮光性がないことで、日の当たり方によってデザインの見え方が変わったり、部屋がすっきり見えたり、選べる生地が遮光カーテンよりも豊富だったり、様々な楽しめるポイントやメリットがあります。もしカーテンを遮光にするか遮光なしにするかについてお悩みの方は、窓装飾プランナーやインテリアコーディネーターが在籍しているオーダーカーテン専門店で相談してみてはいかがでしょうか。