戸建て、マンション共に大きな窓が増え、窓の断熱機能も高まってくる中、ボリュームを抑えて窓周りをすっきり見せられるフラットスタイルのカーテンを選ばれる方が増えてきています。高層マンションなどでは、外からの視線を気にしないで良い場合、レースのみにしたり、遮熱やUVカットが必要な時もドレープもフラットにしたり、カーテンの代わりにロールスクリーンやシェードなどとの組み合わせで対応されるパターンも増えています。
1.カーテン+カーテン
大きな窓にやさしい色合いのドレープとレース。どちらもフラットカーテンにしてボリュームを抑えています。窓が大きいとどうしてもヒダありカーテンの場合ボリュームが出てしまいます。フラット仕様だと生地の量が少ないので朝になってドレープを両側にまとめた時も生地の溜りが少ないのが特徴です。
2.カーテン+ロールスクリーン
バルコニーや庭に面した窓に透明感のあるレースをフラットスタイルで掛け、日中の目線や熱を遮るためにロールスクリーンをプラスしたスタイルです。カーテンだと全面を覆うことになりますが、上下に動く機械ものだと下の方は開けて光や風を取り入れることもできるので閉塞感も少なく感じられます。何よりお部屋側にはレースしかこないのでモダンでスッキリした印象になります。
3.カーテン+シェード
窓枠内側にプレーンシェードを取り付け、お部屋側にフラットカーテンを取り付けたおしゃれな組み合わせ。ロールスクリーンやブラインドのような機械的で堅い感じになることがなく、ファブリックのデザインや風合いをシェードでも楽しめます。好きなデザインがあったり、生地を洗濯してきれいにされたい方にはこのスタイルがお薦めです。
4.気を付けたい点
フラットカーテンの場合、ヒダがないのでカーテンを寄せて行ったときにフックとフックの間の部分が一定にたたまれずレールの奥(レース側)に入ってしまい、開けるつもりのないレースカーテンまで開けてしまうことがあります。
レールの設置を新規でされる場合は、2本のレール間の幅を少し広くできるブラケットを使うことで改善できたり、この後ご紹介するウェーブスタイル専用の、レール間を固定するテープが内蔵されたレールを取り付けることで、ストレスなくスッキリしたスタイルをキープできます。
5.ウェーブスタイル用レール
フラットカーテンのフックとフックの間を均等に保つためには、生地に形態安定加工をかけることと、感覚をキープできる機能を持つレールを使うことも大切です。
例えばトーソーの場合、レールにコードが内蔵されているネクスティやレガートユニなどがあり、天井付け、正面付け両方に対応できます。天井に着けるタイプのシエロラインなどシンプルなレールにも外付けのコードがあるのでお薦めです。
まとめ
近年の住宅事情で増えている大きな窓に、ボリュームを抑えたすっきりとした印象のウェーブスタイル(フラットカーテン)のカーテンが人気を集めているのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
そしてレースカーテンだけでなく、ロールスクリーン、シェードなどとの多彩な組み合わせが可能なところも魅力です。シンプルでモダンなイメージのウェーブスタイル。レールや組み合わせを変えることでお好みのインテリアにしてみませんか?
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