部屋が狭い場合や窓の両サイドに空間が少なく、開けたカーテンが邪魔になるような場合はブラインドやスクリーン系のものを使うと窓回りがスッキリ納まります。こういった商品は、窓枠の外側に窓より大きめのサイズで付けた場合と、窓枠の内側に付けた場合で見え方や効果が異なるのでそのあたりを各商品ごとにご説明したいと思います。
1.ロールスクリーン

ロールスクリーン 正面付け
ロールスクリーンを窓枠上に窓より少し大きいサイズで取付け、完全に窓を覆う使い方です。光や外気を遮断するためにはこの取り付け方が適しています。

上部の見え方

下の方の見え方
寝室などの場合は、遮光の生地を選び窓枠より大きくすれば効果があります。
ロールスクリーンを窓枠内に納めるように取り付けた場合です。窓枠に当たらないようにやや小さめに作ります。

上部の見え方

下の方の見え方
ロールスクリーンは、左右両側に生地が来ない分が2cmほどありますので、この付け方には両側からスリット状に光が入る欠点があります。窓枠内に納まってスッキリはしますが、どちらの方が生活に向いているかを判断することも大切です。
2.ブラインド
ウッドブラインドを窓枠上に窓より少し大きいサイズで取り付けたものです。

上部の見え方

下の方の見え方
ブラインドの場合、コードを通す穴がスラット(羽)に空いているので、寝室など遮光をしたいお部屋の場合は穴を隠すラダーテープ付きか穴のないタイプをお選び下さい。
ウッドブラインドを窓枠内に納まるように取り付けたものです。

上部の見え方
下の方の見え方ロールスクリーンと違い、ブラインドやプリーツスクリーンは窓枠ギリギリまでのサイズで作れるので両サイドの空きは気になりにくいです。ただ、降ろしてきた時に窓枠に下部が当たり音がすることがあるのでその場合は底のダイヤルを回して長さを調整しましょう。
3.縦型ブラインド
縦型ブラインドを窓枠上に窓より大きいサイズで取り付けたものです。

上部の見え方

下の方の見え方
縦型ブラインドの場合、開けた時のたたみしろが窓の横に出るので窓を大きく使いたい場合は少し巾を大きく作り窓の外側に逃がすようにすることも必要です。それと、スラット(羽)の巾が約10cmあるので、その分の出っ張りも考慮して窓の前に少しスペースを設けて下さい。
縦型ブラインドを窓枠内に納めるように取り付けた場合です。

上部の見え方

下の方の見え方
窓枠内にスッキリ納まった状態です。ただ、開いた場合たたみしろが出て窓が少し隠れることを計算しておいて下さい。

窓枠内に残るたたみしろ
窓枠内にたたまれた状態です。このくらいの分量がふさがれてしまいます。
4.まとめ
付けはずしが簡単で洗濯もできるカーテンがもっとも適している場合もあれば、場所の条件によってはご紹介したようなメカものが適している場合もあります。それぞれ一長一短がありますので、長い目で見てどの使い方がもっとも適しているのかを考えて商品を選びましょう。こんな感じに使いたい、こんなことができるものはないか?などご相談いただければ、と思います。