最近よく話題に上る「ジャパンディスタイル」。日本(Japan)の「和」の美意識と北欧(Scandinavia)の「北欧スタイル」のシンプルで温かみのあるイメージを融合したスタイルです。ミニマリズムを基調としつつ、安らぎと機能性を兼ねた日本人には好まれやすい感性となります。5つの例からまとめ方を紹介します。
1.天然素材の持つイメージを楽しむ

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ポリエステル100%のレースですが、シャリ感があり麻のようなイメージの生地で作ったシャープシェード。きりっとした感じが和室の障子のような雰囲気をかもしだしています。張りのある畝織のようなミラーレースなので、遮熱効果と適度な透け感があり、モダンな和のスタイルが素敵ですね。テーブルライトや盆栽風観葉植物もジャパンディスタイルには欠かせないアクセントです。
2.和と北欧のアイテムをミックス

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ミックス糸を使った斜め綾織りのカーテンは、温かい土の壁を思わせる色です。丸く曲げた竹ひごに和紙を張った提灯のような照明、行灯風のサイドランプは和のイメージですが、北欧ブルーが印象的なチェアはスカンジナビアのデザイン。程よいミックス感でうまくバランスが取れている空間です。
3.モダンな和柄とのコーディネート

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素材感のある糸で薄い石を積み重ねたようなデザインに織り上げたカーテンです。ナチュラルさと優しい温かみがあるイメージは和そのものですが、手作り感のある北欧家具とは良い感じにマッチングします。畳風ラグとフローリング、シンプルなフラワーベースと桜の花。まさにジャパンディスタイル!を引き締めているのは黒のレールとペンダントライトの黒。ナチュラルカラーでボンヤリしがちな空間をしっかりまとめています。
4.自然素材の光のやわらかさを生かす

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一見無地風ですが、よく見ると色々な織組織が入っているストライプ柄です。写真の右側が生地のアップになります。落ち着いたグレーでまとまった室内は天然素材風のレースで作ったシェードからやわらかい光が入り、洗練された抜け感が漂います。北欧スタイルのテーブルとチェア、シンプルな花瓶には蝋梅のような和の花がありうまくマッチングしています。
5.自然なアースカラーを使う

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しっかりしたアースカラーのボイル生地に波柄の刺繍を裾から160cm位の位置まで入れたレースカーテンです。少し色のついたレースは、光をやわらげ、床や、壁、カーテンの優しいナチュラルカラーは光を拡散させてお部屋を広く見せる効果があります。ベンチに敷かれた網代の敷物やシンプルな枝物の植物など「和」のミニマリズムが持つ美しさ、素材感のあるインテリア小物はまさに引き算の美学と言えます。
まとめ
合わせる木材の種類としては、オーク・メープル・アッシュなど天然木の素材感があるものがお薦めです。合わせるインテリア小物は、自然素材の雑貨や和紙や木製シェードの照明器具、座布団風のクッション、シンプルな陶器、枝物の観葉植物が良いでしょう。