新築やマンション購入が決まり、いよいよ「インテリアをどうするか?」という段階に入ると、多くの人がこう感じます。
「どこから決めればいいの?家具?カーテン?それとも壁紙から?」
この記事では、初めての新居づくりで迷わないインテリアの決め方を、ライフスタイルや部屋ごとの役割に合わせて、分かりやすく解説します。

1.新居のインテリアはライフスタイルから決める
インテリア選びの出発点は、「何を買うか」ではなく、「どう暮らしたいか」。たとえば、子どもが小さいなら安全性や汚れへの配慮が必要ですし、将来的に在宅ワークを考えているなら、書斎スペースの確保も視野に入れたいところです。
家族構成、自分や子供の年齢、今後何年ここに住むのか?将来必要がなくなる部屋があるのか?リフォームが必要になるのか?など、今後のライフプランを見据えながら、必要な耐久性やメンテナンス性、予算とのバランスを考えていくと、選ぶべきアイテムが自然と絞り込まれてきます。
2.テイストと色で空間の雰囲気をコントロール

インテリアのスタイルには、モダン、北欧、ナチュラルなどの代表的なジャンルがあり、それぞれ空間に与える印象が異なります。
たとえば、モダンスタイルは直線的でシンプルなデザインが特徴で、リビングなど開放的な場所に映えます。北欧スタイルは木の温もりや淡い色を活かした柔らかな雰囲気が魅力。ナチュラル系はベージュやグリーンなど自然に近い色味で、どんな部屋にも馴染みやすい万能選手です。
また、空間の広さや窓の方角、天井の高さによっても最適な配色や素材が変わります。同じ「白」でも、日当たりの違いによって見え方が変わるため、実際の部屋で確認しながら決めるのがおすすめです。
3.部屋ごとに変える、インテリア選びのポイント
リビングは「見た目」と「使いやすさ」の両立を

家族が集まるリビングには、見た目の美しさと日常使いのしやすさ、両方が求められます。縦型ブラインド(バーチカルブラインド)やロールスクリーンを使えば、開放感のあるスッキリとした印象に。また、子どもが小さい家庭では、安全性を重視して”カーテン”や”ロールスクリーンとレースカーテン”の組み合わせにするのも良い選択です。破損のリスクを減らしつつ、柔らかな雰囲気を演出できます。
キッチンは「汚れに強い素材」が正解

水や油が飛びやすいキッチンには、アルミブラインドのような水拭きできる素材が便利です。すりガラスの窓であれば、視線を気にせず、カフェカーテンをあしらってみても可愛らしく仕上がります。カフェカーテンは洗濯もしやすく、気軽に交換できるため、気分転換にもぴったりです。
寝室は「快眠環境」をつくる場所

寝室は日中と違い、リラックスと休息を目的とする空間です。天井照明を避け、間接照明やフットライトを取り入れると、より落ち着いた空間が生まれます。遮光カーテンを取り入れれば、外光を防いで睡眠の質を高めるだけでなく、遮熱・遮音効果も得られます。

ガイドレール付きロールスクリーン
また、カーテンよりスッキリ見せたい場合は、ガイドレール付きのロールスクリーンを活用するのも有効です。スクリーンの端がレールに収まるため、光漏れが大きく軽減されます。
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対策ポイント |
おすすめアイテム |
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光を遮る |
遮光カーテン/ガイドレール付きロールスクリーン |
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温度を一定に保つ |
厚地カーテン/断熱効果のある素材 |
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音を抑える |
遮音カーテン/壁面に近い配置 |
クローゼットや階段口にもひと工夫

クローゼットやストックルーム、玄関収納の目隠しとしてもロールスクリーンは活躍します。見せたくない場所をさっと隠せるうえ、見た目もすっきり。

さらに、階段とリビングがつながっている間取りの場合、階段口にロールスクリーンやカーテンを設置することで、暖気や冷気の流出を防ぎ、冷暖房効率が大幅にアップします。専用の横スライド式のドアもありますが、ロールスクリーンやカーテンストッパーを付けたレールにカーテンを吊ると、ローコストなうえに手軽で機能的に空間を分けることができます。
参考記事 ▶ カーテンストッパー施工事例:大阪府堺市 T様
インテリア選びで後悔しないための心得
新居でのインテリア選びでありがちな失敗は、「見た目だけで選んでしまうこと」。全体のテイストがちぐはぐになったり、サイズが合わなかったり、使いづらさを感じて後から買い替えるケースも少なくありません。
そのためには、「部屋全体の統一感を意識する」「実際の使い方をイメージする」「採寸を正確に行う」など、最初のステップでしっかり準備しておくことが重要です。
まとめ|“らしさ”と“暮らしやすさ”のバランスが鍵
どんなに格好良いものを選んでも、自分の今後のライフスタイルに合わなければ意味がありません。理想のインテリアとは、見た目の美しさだけでなく、生活に自然と馴染み、ストレスなく過ごせる環境をつくることです。
- ライフスタイルに合わせて空間を構成
- 部屋ごとの役割と機能性に配慮
- 長く使える色やデザインと素材選び
新居だからこそ、後悔のないインテリアを。自分らしく、心地よく暮らせる空間づくりを目指してみましょう。

