「長く愛せるインテリアを探している」「流行に左右されず、自分らしい空間を整えたい」——
そんな方におすすめなのが、“オーセンティックなインテリア”です。
この記事では、「オーセンティックとはどんなスタイル?」という疑問に答えながら、特徴・素材・配色・コーディネートのポイントなど、リビング・寝室・書斎など、落ち着いた空間を作りたい方に、長く役立つヒントをお届けします。
オーセンティックスタイルとは?本物志向を貫くインテリアの魅力
正統派インテリアが再注目される理由
「オーセンティック」とは、“本物・正統・信頼できる”といった意味を持つ言葉です。インテリアにおいては、上質な素材・落ち着いた配色・洗練された空気感を大切にし、「派手さはないが、深みと品格がある」空間を演出します。
こんな方におすすめ
- 質の良い家具やファブリックを長く使いたい方
- 温かみのある空間でリラックスした時間を過ごしたい方
- ミニマルすぎず、クラシックすぎないインテリアが好みの方
上質な素材とともに暮らす:使い込むほど味わいが増すインテリア
リネンや天然木の“経年美”を楽しむ
オーセンティックな空間では、自然素材の魅力が引き立ちます。たとえば、リネン100%のカーテンは、時間と共に風合いがやわらかくなり、住まいに馴染んでいく感覚が楽しめます。
素材 | 特徴 | おすすめの使い方 |
リネン | 吸湿性・通気性が高く、経年で柔らかくなる | カーテン・ラグ・クッションカバーなど |
天然木(無垢材) | 色味や木目に個性があり、使うほど味が出る | ダイニングテーブル・シェルフなど |
コットン | 肌触りが優しく、季節問わず使いやすい | ソファカバー・カーテンなど |
素材の温もりが、空間の表情をつくる
表面的なデザインよりも、「質感」や「素材の重なり」によって生まれる空気感こそ、オーセンティックの真髄。ナチュラルでありながら、品格のある仕上がりを目指せます。
温かみを添える色選び:落ち着きと華やぎの絶妙なバランス
ベースは中間色+くすみ系の差し色が鍵
オーセンティックな配色では、「派手さ」ではなく「深み」が重視されます。壁・床・家具などの大部分はグレージュ・モカ・オリーブなどのアースカラーでまとめ、そこにスモーキーな赤・マスタード・藍色などを差し込むのも素敵です。
カラーパレット例
ベースカラー | 差し色 | 印象 |
グレージュ | テラコッタ | 温かみと上質さを両立 |
オリーブグリーン | ネイビー | 落ち着いた知性と安定感 |
チャコールグレー | モーブピンク | 控えめで上品な華やかさ |
テクスチャーでも温もりを演出
カーテンに刺繍を施したり、ウールのブランケットを重ねたりすることで、色だけでなく素材感でも“温もり”を表現できます。上質さを感じるポイントが色やデザインの部分にもあると、よりハイセンスなコーディネートになりますね。
レトロとモダンの融合:懐かしさと洗練が共存する空間へ
オーセンティック=「懐かしいのに新しい」
このスタイルが幅広い年代に好まれる理由は、レトロ感とモダンさが絶妙にミックスされている点にあります。たとえば…
- 家具:アンティークのチェア × モダンなテーブルランプ
- 窓まわり:天然木のブラインド × 刺繍入りレースカーテン
- 色使い:くすんだ赤や藍色でノスタルジックな雰囲気を演出
コーディネートのヒント
- 和モダンとの親和性も高く、畳の部屋に天然木家具+リネンカーテンを合わせるのもおすすめ。
- 長年愛用されたような小物(レザーの本箱・ブロンズの時計など)をアクセントにすると、空間にストーリー性が生まれます。
まとめ:本物志向の方へ、オーセンティックな暮らしのすすめ
“質の良いものを長く大切に使いたい”。
そんな想いを形にするのが、オーセンティックなインテリアです。
派手さや流行はないかもしれませんが、その分、自分の暮らしに静かに寄り添い、年月とともに愛着が増す空間をつくることができます。
まずはお気に入りのリネンカーテンや木の家具から始めてみてはいかがでしょうか。「心地よさと上質さを両立したインテリア」が、きっと日々の暮らしを豊かにしてくれるはずです。
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