手持ちのカーテンと同じ仕様で作りたい場合の注意ポイント

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手持ちのカーテンと同じ仕様で、新しくカーテンを作りたい場合、みなさんはどうしますか?とりあえず、そのカーテンのサイズを自分で測り、仕様のイメージをメモしたり、直接店舗にカーテンを持ち込むという人が多いのではないでしょうか。

しかし、自分でカーテンの仕上がりサイズを測ると、測る場所を間違えている危険性や、縫い方や縫製イメージを言葉だけで伝えると、行き違いが生じたりします。今回は、手持ちのカーテンと同じ仕様でカーテンをオーダーする場合の、注意ポイントをご説明したいと思います。

サイズはレールを測りなおすと正確

レール 測り方 掃き出し窓
レール 測り方 腰窓
持ち込みの実物カーテンがある場合、ある程度のサイズと生地の決定で、大体の見積もりを知ることは可能です。しかし、長期間使用しているカーテンは、生地が伸び縮みしている可能性が大きく、測る部分によってサイズのズレがあることもあり、オーダーする場合には、正確なサイズ決定が難しく、レールの測り直しをする必要があります。

カーテンの仕上がりサイズを測ってきているという場合でも、仕立てに必要な部分の計測ができていないことが多いため、測り方が合っているのかどうかの確認が必要です。

また、ドレープカーテンもしくはレースカーテンのどちらかだけを希望する場合も、ドレープとレースの丈の長さが合うように作る必要があり、両方の丈の長さを把握しなければいけません。せっかくのオーダーカーテンを失敗しないためにも、サイズの計測と決定は慎重に行うことをおすすめします。

レールの種類と付き方の確認

サンゲツ 天井付け 機能性レール
次に、レールが「機能性レール」か「装飾レール」か、「天井付け」か「正面付け」かを必ず確認します。レールの種類や付き方によって、カーテン上部のフック仕様が変わるためです。カーテンの全体の丈の長さも、フックの仕様により異なります。レールの付き方まで、しっかり把握している人は少ないです。

アジャスターフックでも、調整できる範囲はもともとかなり限られているため、レールの種類や付き方の確認はとても大切なのです。自分で判断が難しい時は、写真や動画をいろんな角度から撮影して、専門スタッフに見てもらいましょう。

どこまで同じ仕様を希望するのか決めておく

サンゲツ スタイル トップリボン
以前とは異なる店舗でオーダーし直す場合は、どこまで同じ仕様を希望するのかを、きちんと店舗側に説明する必要があります。細かな縫製の仕方や加工など、オーダーをするところによりそれぞれ異なる場合があります。サイズが同じで吊るすのに問題がなければいい、という場合であればあまり問題ありませんが、フックの数やその間隔、縫い方まで同じにして欲しいという希望があれば、事前にその詳細を伝えて、可能かどうかを店舗側に確認しておきましょう。

まとめ

オーダーカーテンは、お客様と専門スタッフの詳細な打ち合わせのもと、一からカーテンを仕立てます。お客様だけのカーテンを作るからこそ、オーダーに至るまでの確認事項はとても大切です。今使っている手持ちのカーテンと同じに仕立てるというだけでも、注意するポイントはたくさんあります。これから、カーテンを買い替えようと考えている方は、まずは一度専門店などでご相談してみてはいかがでしょうか。