今年の流行でもあるグレイッシュなパープルカラー。何とも言えないニュアンスがある印象で、落ち着きのあるインテリアに最適です。
普通の色に少し白と黒を混ぜてグレイッシュにした、このような彩度のやや低い落ち着いた色を「くすみカラー」と呼んでいます。強く主張しないことで、上品さややわらかさがあり、全体に穏やかなイメージのお部屋にすることが出来ます。
優しい印象と穏やかながらもちょっとクラスアップのイメージがある日本人好みの「くすみカラー」は、組み合わせる色の種類や系統、濃度によりエレガントにもモダンにもナチュラルにもコーディネートができます。色々なイメージを例に挙げながら見ていきたいと思います。
1.エレガントな女性のためのリビング

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ソフトアイボリーの壁紙、淡目のグレージュのソファに合わせたのは、「くすみカラー」の淡いピンクのカーテン。女性らしい雰囲気ながら甘すぎずやさしく心地よい時間が過ごせそうな空間になっていますね。
2.ナチュラルエレガントなダイニング

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クラシックなパターンをグレイッシュなピンクとベージュを中心に風通織で表現した高級感あるカーテンを経年変化が美しいダイニングテーブルやチェアと組み合わせました。
床材もくすんだグレージュ、同じ形の家具でも濃色のブラウンや黒にしてしまうと強い印象になってしまいますが、ナチュラル感がある色なので温かくやさしいイメージにまとまっています。
3.やさしいブルックリンスタイル

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古さのあるレンガ壁やアンティークなペンダントライト、黒をポイントにした家具。と言えば「ブルックリンスタイル」ですが、くすんだ優しいグレーのカーテンにすることでちょっとやさしいスタイルに変身します。
すべてを「くすみカラー」にするとボンヤリした印象になるインテリアもオークの木の色と黒の引き締め効果で適度なメリハリがありながら、男性的過ぎないインテリアにまとまります。レースのカーテンではなく、ブラインドにすることでマニッシュさも加わり、洗練されたコーディネートになりました。
4.高級感ある「くすみカラー」のインテリア

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グレイのアクセントクロス、トーンダウンしたグレイのソファ、ポイントはアイアンの黒の脚やフレーム。形も色もシンプルな中に「くすみカラー」のパープルのカーテンが来ることで、ホッとした優しさが生まれます。
やわらかい印象が特徴の「くすみカラー」ですが、引き締める色や質感のものをうまく組み合わせることで高級感とまとまりができます。
4.やさしくエレガントな寝室

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優しく甘い「くすみカラー」のアクセントクロスが美しい寝室。カーテンではなく、かさばりが少ないプレーンシェードでスッキリした窓周りに仕上がっています。 白をテーブルやレースの生地に持ってくることで、印象が清潔になりクロスの「くすみカラー」も美しく映えます。
まとめ
穏やかで優しい印象の「くすみカラー」は、日本人に馴染みやすい色だと思います。品があり主張しすぎない分、ボンヤリすることもありますが、合わせる色や素材をうまく選ぶことで適度な緊張感を与えて高級感のあるコーディネートにできます。是非チャレンジして下さい。