「房掛けってどれを選べばいい?」「取り付け方法がわからない」「おしゃれだけど実用性はあるの?」
そんな悩みを抱える方に向けて、この記事では「房掛け(ふさかけ)」の種類や選び方のポイントを、取り付け場所やタッセルの形状、壁材の違いまで丁寧に解説します。
賃貸でも安心な接着タイプ、太めの装飾タッセルに合うサイズ選び、見た目を損なわない取り付けのコツまで──「房掛け選びに迷わない」ための完全ガイドです。
房掛けとは?カーテンを美しくまとめる小さな名脇役

(参照元:TOSO)
房掛けの基本的な役割
房掛けは、カーテンをまとめるための「タッセル(カーテンひも)」を掛けるための金具やフックのこと。インテリアアクセサリーの一部として、実用性と装飾性を兼ね備えています。
壁面に取り付けることで、開けたカーテンをきれいにまとめるだけでなく、部屋全体の印象も整えてくれる重要な存在です。
房掛け選びで後悔しないために!3つのチェックポイント
1. 取り付け場所の壁材と住居タイプを確認する
- 賃貸住宅の場合
壁に穴を開けられない場合は、ビス固定タイプはNG。
→〈おすすめ〉マグネット式・粘着式の房掛け ※ただし粘着式は「1kg未満」など耐荷重に注意! - 持ち家・新築の場合
下地のある場所であればビス固定可能。電動ドライバーでの取り付けが安定感あり。 - 壁の素材にも注意
石膏ボードやコンクリート壁では、ビスが効かない場合があるため、施工前の確認は必須です。
住宅タイプ | おすすめの取り付け方法 | 注意点 |
賃貸 | マグネット式・粘着式 | 壁紙の跡や剥がれに注意 |
戸建て・分譲 | ビス固定(電動ドライバー推奨) | 下地位置の確認と左右の水平取りに要注意 |
コンクリ壁 | マグネット式推奨 | ビスが効かず取付不能な場合が多い |
2. タッセルの太さと房掛けのサイズを合わせる
房掛けは、基本的にカーテンレールと同じデザインタイプのものか、壁の色、部屋の雰囲気に合わせて選ぶと良いです。ですが、おしゃれな装飾タッセルを選んだはいいものの、「房掛けが小さくて掛けにくい…」という失敗はよくあります。
- ロープタイプや太めの房付きタッセルを使用している場合 → 房掛けの「フック幅」や「奥行き」が広いタイプを選ぶ
- 細めの紐タッセルや布製ループタッセル → 小さめのシンプルな房掛けでも対応可
房掛けはあくまでタッセルを掛けるためのパーツ。先に「使いたいタッセル」を決めてから、房掛けを選ぶのがスムーズです。
3. 自分で取り付けできるかを事前に確認
ビス式房掛けは電動ドライバーを使うと失敗が少なくなります。手動ドライバーでは力が入りにくく、ビス穴が広がるリスクが高いからです。
取り付け前に準備したいこと:
- カーテンを開けたときの位置に、実際にタッセルを当ててみる
- 壁の下地があるかを確認する(下地センサーが便利)
- 電動ドライバーがあるか、ネジの長さが適切か確認する
もし不安がある場合は、ハウスメーカーやカーテン専門店の設置サービスを活用するのも一案です。
房掛けのデザイン選び|機能性だけでなく、インテリア性も重視
房掛けは「小さなアクセント」として、部屋全体の雰囲気に影響します。以下のような視点で選ぶのがコツです。
房掛けの選び方ポイント:
- カーテンレールとおそろいのデザインにする
- 壁紙の色に近い色味を選んでなじませる
- 真鍮や木製など素材で差をつけてインテリア性アップ
- 最近では、ビスが見えないスマートなデザインも増加中
よくある質問とアドバイス
質問 | 回答 |
房掛けは左右で高さをそろえるべき? | 基本的には同じ高さに揃えると、見た目もバランスよくなります。 |
取り付け位置の目安は? | カーテン全体の長さに対し「裾から約3分の1」の高さを目安に。 |
タッセルの長さが足りないときは? | 実際に束ねてみて、房掛けを窓に近い位置にしてみる。 |
まとめ|「見た目」と「使いやすさ」を両立する房掛け選びを
房掛けは目立たない小さなパーツですが、カーテンや部屋全体の印象を大きく左右する重要なアイテムです。
賃貸・持ち家・壁材などの状況に合わせた取り付け方法を理解し、装飾タッセルとの相性やインテリアとのバランスまで意識することで、より満足度の高い窓まわりを実現できます。
部屋を彩るアクセサリーとして、適切な房掛け選びを楽しんでください。