皆さんはカーテンの上部を飾る「バランス」や「上飾り」と呼ばれるものをご存知でしょうか?プレーンタイプのシンプルなものから、スワッグと呼ばれるヒダを横方向に取った生地を半円状にしたり、テールと呼ばれるギザギザに折りたたんだ生地をサイドに付けたりする装飾です。クラシック系の家具やゴージャスでエレガントなイメージのインテリアをお好みの方にはおすすめの飾りになります。
1.プレーンカットバランス
バランスの中でも最も基本的でシンプルな「プレーンカットバランス」です。カーテンと同じ生地やカーテンに合わせた無地の生地で作ります。下の部分にトリムを付けて少しゴージャスにすることも可能です。バランスの巾は、カーテン丈の15%くらいが良いと思います。
2.三ツ山バランス
上の部分にカーテンのような三ツ山ヒダを寄せたバランスです。ボリュームが出せるのと女性的なイメージを楽しむことができます。こちらもバランスの巾は、カーテン丈の15%くらいが適しています。
3.スワッグバランス
クラシックバランスと呼ばれるタイプで、スワッグ数は窓の横の長さにより変わります。両横に付いているのがテール、窓の高さやスワッグの個数により長さを変えます。スワッグにもテールにもトリムを付けたり、テールの裏地に無地の別生地を合わせてアクセントにしたりと、バリエーションは色々です。ボリュームがあって豪華な印象の仕上がりになります。スワッグの巾は、カーテン丈の20%くらい、テールはスワッグの約2倍の長さが良いようですが窓の縦横の長さのバランスや大きさ、好みにより変わります。
こちらは、スワッグがひとつのタイプです。あまり横に広い窓には適しませんが、ボリュームがありながら優雅なイメージになる女性的なバランスです。
テールのないスワッグバランスです。他のスタイルが上から下へ向かう動きを感じるのに対し、視線が上の方に向かうので天井が高く見える効果があります。きちんと整ったイメージの上飾りになります。
4.取付方法

ニューバランスレール
カーテンレールの周りを覆うようにニューバランスレールという、表面にマジックテープが付いたレールを取り付け、バランスの上部裏面にもマジックテープを付けて合体させる方法と、木製のカーテンボックスがすでにある場合は、ボックスにマジックテープまたはガンタッカーや釘で打ち付ける方法があります。どちらも専門の職人が出向き、巾や長さなどのバランスを含めて採寸・打合せの上、取付工事を行います。
まとめ
豪華なイメージでお部屋のアクセントになる上飾り。一見ハードルが高そうですがバランスレールが取り付けられれば大丈夫です。ただ、カーテンにプラスしてレールとバランスの重量もかかって来るので、窓上の壁の下地はしっかり入れておくことが必要になるのでご注意ください。