お客様から「カーテンの上に付いている布飾りって何ですか?」「バランスってどう使うんですか?」といったお問い合わせをよくいただきます。このように、カーテン上部に取り付ける布製の装飾を「バランス」または「上飾り」と呼びます。
バランスは、レール部分を隠しながら、空間に高級感や統一感をもたらすインテリアアイテム。特にクラシックやヨーロピアンなテイストを好む方に人気がありますが、最近ではモダンな空間にも取り入れられるなど、その幅は広がっています。
専用レールで簡単取り付け!意外とシンプルな構造

トーソー バランスレール「ニューバランス」
バランスの取り付けには、専用の「バランスレール」が使われることが一般的です。たとえば、TOSO(トーソー)では「ニューバランス」という商品名で提供されており、機能レールの上に後付けする形で使用できます。
見た目によらず構造はとても簡単。バランスレール側にマジックテープ(オス)がついているので、布側にマジックテープ(メス)を縫い付けるだけ。工具不要で装着できるため、初心者でも安心です。
おしゃれに見える!人気のバランスデザイン4選
「バランス」とひと口に言っても、形やスタイルはさまざま。ここでは代表的な4つのデザインをご紹介します。
1. プレーンカットバランス
すっきりとした直線的なデザイン。生地の色や質感を活かすシンプルなスタイルで、モダンな空間にもよくなじみます。トリムやフリンジを加えれば、さりげない装飾性も演出できます。
2. ギャザーバランス
生地を細かくギャザー(ひだ)寄せしたデザイン。ふんわりとした柔らかさと可愛らしさが魅力で、ナチュラル・カントリー・フェミニンなインテリアによく合います。
3. 箱ヒダバランス(ボックスプリーツ)
一定間隔で生地を折り返した、整った印象のデザイン。ホテルや式場などでも使われ、フォーマルな空間演出におすすめです。直線的でありながら重厚感を与えてくれます。
4. スワッグバランス
布を優雅なカーブに垂らすスタイル。まさにクラシックの王道で、重厚感と格式を演出します。装飾性の高い生地を選ぶとより華やかに。
どんな空間に合う?バランスのコーディネートポイント
バランスの魅力は、空間全体を格上げする「視線の上げ効果」。たとえば、天井の低い部屋に使えば視線が上方向に誘導され、空間が広く見える効果もあります。
また、上飾りを使うことでカーテン自体のたるみやヘッダー部分が見えにくくなり、インテリアとしての完成度が一段と高まります。ドレープカーテンと同じ生地を使えば統一感が出ますし、あえて別生地でアクセントをつけるのもおしゃれです。
まとめ|バランスでカーテンはもっと「魅せる」存在に
バランス(上飾り)は、カーテンをただの遮光・目隠しアイテムから、「インテリアの主役」へと格上げする存在です。
「上飾りって古臭くない?」「自分の部屋に合うかな?」と不安に思われるかもしれませんが、今は生地もスタイルも豊富。シンプルなお部屋でも、選び方次第でぐっと華やかに変わります。
自分の理想に合ったスタイルを見つけて、ワンランク上の窓まわりを楽しんでみてください。