カーテンの「2倍ヒダ」はやめたほうがいい?デメリットと後悔しない選び方

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2倍ヒダのカーテンって、ヒダがきれいに出て「やっぱり素敵だな」と感じますよね。 その一方で、「オーダーだと金額が上がりそう…」「生地が増えるぶん、重くて扱いにくいのかな?」と迷う方も多いポイントです。

この記事では、まず「2倍ヒダってそもそも何?」をわかりやすく整理したうえで、「1.5倍ヒダとの違い」「2倍ヒダのメリット・デメリット」 をお伝えします。あわせて、ありがちな失敗例や、向いている人・向かない人の傾向、選ぶ前に確認しておくと安心なチェックポイントをまとめました。

結論からいうと、2倍ヒダは見た目の満足度が高い反面、暮らし方(開け閉めの頻度や洗濯のしやすさ)やレールの条件を見落とすと、「思っていたのと違った…」となってしまうことも。だからこそ、お部屋と生活に合うかを一緒に確認していきましょう。

 

2倍ヒダとは?まず「ヒダ倍率」を1分で理解する

2倍ヒダとは、カーテンを仕立てるときの生地量(ヒダ倍率)の考え方のひとつです。仕上がり幅に対して生地を多めに使い、ヒダ(山)を深くとって縫製するスタイルです。

比較としてよく出てくるのが「1.5倍ヒダ」です。こちらは2倍ヒダより生地量が少ないため、見た目はすっきりと軽やかになりやすく、重さも控えめになります。 また、オーダーカーテンは使用する生地量が価格に反映されやすいため、2倍ヒダよりも価格を抑えられる場合があります。

2倍ヒダと1.5倍ヒダの比較

 

2倍ヒダが「上品に見える」理由

2倍ヒダはヒダが深く、ドレープ(生地の流れるようなヒダ)が出やすいのが特徴です。ヒダが深いほど光の当たり方で陰影(濃淡)が出る=立体感が出ます。そのため、同じ生地でも陰影がきれいに出て、上品に見えやすくなります。

リビングなど来客の目に触れやすい部屋や、ホテルライク・クラシックといったインテリアテイストで支持されるのは、この「陰影の美しさ」が大きな理由です。ただし、この“良さ”は、条件によっては“弱点”にもなります。次章では、後悔につながりやすいデメリットを具体的に見ていきましょう。

重厚なインテリア

 

2倍ヒダのデメリット5つ|後悔ポイントはここに集中する

「2倍ヒダにしたら失敗した」という声は、だいたい次のどれかに当てはまります。

(1)価格が上がりやすい(生地量・縫製手間が増える)

2倍ヒダは基本的に使用する生地量が増えます。オーダーカーテンは生地代の割合が大きいため、結果として見積もりが想定より高くなることがあります。 特に、窓幅が大きいリビングや掃き出し窓で2倍ヒダを選ぶと、総額が大きくなりやすい点は意識しておくと安心です。

(2)重くなりやすく、開け閉めが“地味にストレス”になる

生地量が増える=重くなりやすい、ということ。 高齢の家族がいる、家事で出入りが多い、朝の忙しい時間帯などでは、毎日の開け閉めが負担に感じる場合もあります。 また、カーテンが重くなるほどレール側にも負荷がかかります。築年数が経っている住宅や、もともと滑りが悪いレールの場合、引っかかりや音などの症状が目立つこともあります。

(3)たたみ代(開けたときの“たまり”)が大きく、窓が狭く見えることがある

2倍ヒダはボリュームがある分、開けて寄せたときの“たまり”が大きくなりやすいです。 その結果、「採光面積が思ったより残らない」「窓が小さく見える」と感じることがあります。特に、窓を大きく見せたい・開放感を重視したい部屋では、量感が裏目に出ることもあります。

(4)洗濯・メンテの負担が増える

2倍ヒダは生地量が多いため、家庭で洗う場合は「洗濯機の容量を超えやすい」「乾きにくい」といった事でハードルが上がります。 「洗える生地=ラク」ではなく、“洗えるけれど重い” という状況になりやすい点は、2倍ヒダの見落としがちなポイントです。

(5)生地によっては「ゴージャス過ぎる」「部屋が重い」印象になることも

2倍ヒダは陰影が出る反面、素材や色の選び方によっては主張が強くなりすぎることがあります。 たとえば、厚地で光沢が強い・色が濃い・柄が大きい、といった条件が重なると、「圧が強い」「視界が重い」と感じる人も。シンプル志向のインテリアほど、好みが分かれやすい部分です。 2倍ヒダが合うかどうかは、優劣ではなく「生活スタイル」と「部屋条件」との相性です。違いを比較表で整理してみましょう。

比較項目 2倍ヒダ 1.5倍ヒダ
見た目(陰影・高級感) 出やすい/華やか すっきり/軽やか
価格 上がりやすい 抑えやすい
重さ・開閉の軽さ 重くなりやすい 軽めになりやすい
開けたときのたまり 大きくなりやすい 小さめになりやすい
メンテ(洗濯・乾燥) 負担が増えやすい 比較的ラクになりやすい

 

2倍ヒダの向き・不向き

リビングに2倍ヒダのカーテン

2倍ヒダは、見た目が良くても、日常のストレスが増えると満足度が下がりやすい仕様です。「2倍ヒダにしたいけれどデメリットが不安…」という方は、まず次の観点で考えると判断しやすくなります。

  • 窓を毎日何度も開け閉めする(朝晩の頻度が高い/家族の出入りが多い)
  • レールが弱い・古い・滑りが悪い(引っかかりがある/音が出る)

一方で、2倍ヒダが“正解”になりやすいのも事実です。

  • きちんと感を最優先したい(ホテルライク、フォーマル寄り、来客が多いリビングなど)
  • 生地の落ち感を活かしたい(無地や織り感のある生地で陰影を楽しみたい)

 

2倍ヒダを選ぶなら「ここだけ」チェックすれば後悔しにくい

デメリットは、事前に想定して準備しておくことで、満足度につなげやすくなります。

・開けたときの「たまり」を想定して、窓横の余白を確認
2倍ヒダはたまりが増えやすいので、窓横に家具・壁・エアコン・スイッチがある場合は注意が必要です。 「カーテンを寄せたとき、どこまで窓をふさぐか」をイメージし、窓の“見せたい幅”が残るかを基準に考えると失敗しにくくなります。

・レールの状態が不安なら、先に“滑り”を改善する発想を持つ
2倍ヒダで動きが悪くなるときは、レール側が原因になっているケースが少なくありません。 レールを新しくする、ランナーの状態を整えるなど、カーテンを豪華にする前に「動作の土台」を整えると、使い心地の満足度が上がります。

 

「2倍ヒダ×生地の厚さ」で体感が変わる|迷ったら“軽さ優先”に

カーテン 寄せたたまりのイメージ

2倍ヒダは、生地選びの影響が出やすいのも特徴です。特に厚地・重めの素材ほど、デメリット(重さ・乾きにくさ・たまり)が強く出ます。 迷ったときは、2倍ヒダにこだわりすぎず、生地を軽めにする、または1.5倍ヒダにして生地の質感を上質に見せる、といった選び方も有効です。

 

まとめ

2倍ヒダのカーテンは、陰影が美しく、空間を“きちんと”見せやすい一方で、価格・重さ・たたみ代(たまり)・レールへの負荷・洗濯の負担といったデメリットが現実的に出やすい仕様です。 後悔しないコツは、「高級に見えるか」だけで決めず、毎日の開け閉め・窓横の余白・レールの滑り・洗濯などのメンテナンスまで含めて総合的に判断すること。

迷ったら、1.5倍ヒダで扱いやすさを確保しつつ、生地の質感で上質に見せる選択もおすすめです。 2倍ヒダでも1.5倍ヒダでも、満足度の高い窓辺にするために、“見た目の理想”と“暮らしのストレスの少なさ”のバランスで選んでみてください。

 

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