リビングダイニングに複数の窓があるお住まいで、カーテンの丈ややスタイルをどう見栄え良くするか──これは多くのお客様からご相談いただくテーマです。今回は大阪市天王寺区 N邸の施工例を通して、実際の仕上がりをご覧いただきたいと思います。
大阪市天王寺区 N邸の窓まわり
家族が集うLDKと3種類の窓レイアウト
広々としたリビングダイニング。家族でくつろぎ、お客様を迎えて楽しく過ごす大切な場所。そこにある3ヶ所の窓のカーテンをお選びいただきました。1ヶ所は床まである掃き出し窓。あとふたつは腰窓です。
ご要望:丈を揃えて“統一感+高級感”を演出
一般的には腰窓は窓枠から20cmほど長い丈にすることが多いのですが、全体を見た時の印象、見え方にこだわりたいとのことで3ヶ所とも床までの長さで揃えました。
右端の腰窓も床までの丈だと端正で高級感のある落ち着いた雰囲気に。装飾タッセルもデザインを引き立て、リビングの品格をさらに高めてくれています。
ダイニング側は軽やかに。トルコレースで“変化”と“統一”を両立
同じ空間にあるダイニングの窓装飾は、あえて厚地カーテンを使わず、華やかなトルコ刺繍レースのみを使用しました。レース単体にすることで、白いダイニングテーブルとも調和し、空間が軽やかに。
他のお部屋の腰窓は“+20cm”でシンプルに仕上げ
もちろん、N様邸のすべての窓が「床まで」ではありません。リビング以外のお部屋では、腰窓に対し、窓枠から+20cmの標準丈で製作しています。
こちらもきれいなバランスで使いやすい王道の仕上がりです。
入口からの第一印象を整えるなら「丈を揃える」が正解なことが多い
お部屋の広さや窓の位置関係によっても変わってきますが、入口からの第一印象を大切にするのであれば、よほど小さい窓でない限り丈は揃えた方が綺麗になることが多いと感じます。
また、ダイニングは印象を合わせつつも食事が楽しく会話が弾むように同じ生地を使っていてもシェードにしたり、レースを華やかにしたりと少しスタイルを変えるなどしてみるのも良いと思います。
まとめ
窓周りのインテリアの役割というのは覆うことで見えなくしたり、光や熱射の調節、保温ということだけでなく広い面積で目に入るので心理的な効果も考えて選びたいものです。
単純に壁や床、家具に合わせるのではなく長い目で見た用途や、心地よい空間にできるかどうかをじっくり考えるお手伝いをスタッフはさせていただきます。
店頭で図面を見ての打ち合わせから、実際に採寸、取付と進んで行くと今まで見えなかったものが見えてきます。
100件あれば100通りの窓があるのでその都度ベストにできるよう努めてまいります。