失敗しない「カーブレール」の測り方|コーナー窓・出窓

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自由な角度に曲げて取付できる“カーブレール”。

コーナー窓や出窓などで利用されていますが、真っ直ぐなカーテンレールと比べて形が複雑なため、測り方を迷う人も多いアイテムです。

今回は、そんなカーブレールについて、失敗無く測る方法と、採寸時に注意すべきポイントを解説します。

 

カーブレールって何?

カーブレール 取付け施工事例

兵庫県尼崎市I様

一般的に、カーブレールとは現場で自由に曲げて使用できるカーテンレールのこと。出窓・コーナー窓など、直線だけでは対応しにくい窓に採用されます。

TOSO セルフィ ウィンピア

参考▶TOSO セルフィ(カーブ用カーテンレール)

見た目の違いだけでなく、構造も少し特徴的です。一般的なカーテンレールが溝にランナーを滑らせているコの字型なのに比べ、カーブレールはI型のレールを挟み込むようにランナーが滑る形状となっています。

ランナーの車輪部分がむき出しになってしまうことから、カーテンボックス内への天井付けがおすすめです。正面付けや出窓の天井面に取り付ける場合は、カーテンをBフックにしてレールを隠すと綺麗です。

また、ランナーの形が特殊なため、一般的に出回っている交換用ランナーでは取り付けが難しい場合がありますので、破損時の交換や追加パーツは事前に確認しておくと安心です。

 

カーブレールの測り方

スミノエ コーナー窓

カーブレールは一見プロでないと正確に測るのが難しいように感じますが、以下の3つのポイントを抑えれば誰でも簡単に測ることができます。

1.レース・ドレープを分けて測る

部屋側(ドレープ側)と、窓側(レース側)のレール幅を比較したときに、カーブレールの場合寸法に違いが出ることがほとんどです。横幅を測る際には2本あるレール両方の寸法を必ず確認しましょう。

カーブレール コーナー 図解

コーナー窓の例

2.カーブに沿わせて測る

カーブを直線と捉えて測るのではなく、やわらかいメジャーをカーブに沿わせて測ることで正確な寸法が測れます。コーナー窓などは直線部分とカーブ部分を分けてそれぞれ測り、総幅を出す方法もあります。

3.丈は一般的なレールと同じ測り方でOK

仕上がり丈はランナー下からの丈を測ります。掃き出し窓や出窓の場合は裾が擦れないよう床・棚の面より1cm短くなるように、腰高窓は窓枠より+15~20cm程度の寸法がおすすめです。

※一般的な目安なので、家具やロボット掃除機などの“生活条件”がある場合は、その条件優先で微調整してください。

通常のメジャーで測ると不安定な状態になりやすいため、オーダーカーテンを取り扱う専門店などで取り扱いされているフックの付いた「カーテン専用メジャー」の利用が便利です。

 

コーナー窓のカーテンの分割

カーテン コーナー窓

大阪府吹田市 H様 総幅を両開きにした例

コーナー窓の場合、直角部分でカーテンを分ける想定で寸法を測る場合がありますが、カーテンを開いた際、左右の生地が溜まる量に差ができてしまいます。

窓幅が極端に広い場合など、開け閉めの利便性などを優先するのであればコーナー分けの選択肢もありますが、見た目を均等に整える場合は総幅を両開きにするのがおすすめです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?一見複雑そうに見えるカーブレールも、ポイントさえ抑えれば正確に測ることができます。カーブレールの採寸に迷っている方は、ぜひこの記事を参考にして採寸してみてくださいね。

 

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