最近の住宅では65%が和室(畳がある部屋)のない造りになっているそうです。限られたスペースの中で各個人の部屋を作ると、和室はゆとりがある場合にのみプラスで存在できるようです。
リビングの続きの間として、客間やちょっと落ち着ける場所として、そして何と言っても日本人なら足に触れる畳の感触やイグサの香り、寝転んだ時の気持ちよさは他に変えられない“癒しの空間”でもある和室。
今回は、よくご質問を受ける「和室のカーテンってどういうデザインが良いのでしょうか?」「リビングとのつながりをどうすればおしゃれになるのでしょうか?」「カーテンは何か重い感じがするので何か他に良いものはないでしょうか?」などについてのアドバイスも含めてご紹介します。
1.自然をモチーフにしたグレイッシュでモダンなデザイン

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ヘリ無しの畳やシンプルな建具になってもやはり和室には自然のモチーフの物が似合います。このデザインは「蝶」をデザインしたもので淡いグレーの糸をベースに少しラヴェンダーがかった糸で模様を織り出しています。
「ザ・和室」のような草花も良いのですが、モダンなリビングと隣接していることが多いので雰囲気をガラッと変えないようにリビングで使っている色がベージュ系ならグレージュやライトブラウンなど、グレー系ならこの写真のような温かみを足したグレー系を持ってくるとおしゃれにコーディネートできます。
2.和にも洋にも合う「リーフ柄」

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観葉植物系のリーフ柄なら和室・洋室どちらにもコーディネートがしやすいです。和室には、畳を意識してグリーン系、リビングにはグレーやアイボリー系のソファにも合うブルー系を。同柄のクッションを複数作ることでお部屋同士につながり感が出て自然なコーディネートになりますね。
3.障子のようなスクリーン

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和室と言えば、やはり障子から入る優しい光のイメージがあります。あの自然で柔らかい感じが欲しい!でも障子を入れるといかにも和室になってしまいリビングとのつながりが上手く行かない、という場合このプリーツスクリーンはいかがでしょうか?
ポリエステルでできた和紙調の生地を扇子のように折りたたんだり広げたりするものです。外の景色が見える薄い生地から光を遮断する遮光生地まで揃っています。手漉き和紙風のものならより和の雰囲気、ロールスクリーンと同じ無地の生地ならモダンな和室になります。
シンプルモダンな建具やヘリ無しの正方形の畳、窓も細長いスリット窓などでしたら巾が狭くても作れ、モダンな印象を壊さないのでお勧めです。

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プリーツスクリーンにはレース調の薄い生地と、外が見えない生地との組み合わせの物もあり、日中と夜で使い方を変えることが可能です。
レースタイプの生地にはUVカット機能があるものや日中の外からの視線を遮る効果があるものなどもあります。スッキリと窓枠の中に納めて取付けができる点でも人気がある商品です。
シンプルでモダンな和室でくつろぎと日本ならではの癒しを手に入れませんか?