新施設のオープンに伴い、カーテンの採寸・吊込をご依頼いただきました。レールの取付が完了している場合、ご自身で採寸出来るメジャーで測ってご注文されることが多いのですが、今回の場合は窓数が約15か所と多いため、採寸のご依頼に至りました。
内容は全てカーテンです。施設のカーテンはどのように選ぶのがおすすめか?どのような特徴があるのか?そんな角度からご紹介します。
・施設のカーテンはどうやって選んだ?メリットは?

今回は、一般的な普段よくご案内するカーテンカタログ帳ではなく、施設用の「コントラクトカーテンカタログ」の中から選ばれました。コントラクトカーテンとは、学校や教育施設、病院や介護・医療施設など、公共施設に取り付ける機能性カーテンの総称です。
そのため、機能性を優先的に考えられているカーテンともいえるでしょう。機能性の詳しい内容は、次の項目にてご紹介しますが、どんなカーテンがあるかというと、学校の緞帳や保健室のカーテン、病院の診察室などにある上部がネット状になっているカーテンなどです。あぁ!あれか!となる身近なカーテンでもあるのです。
コントラクトカーテンカタログから選ぶメリットとしては、やはり「機能面が網羅されている」という点です。
今回選ばれましたグリーンとブルーのカーテンにも防炎・ウォッシャブル・セリスト・UVカット上級ランクなど、豊富な機能が備わっています。
▶川島織物セルコン コントラクトカタログ 「グリーンデイズ」
・機能面の特徴は?

では、コントラクトカタログから選ぶとしても、機能面としてなぜ必要なの?と疑問が残りますよね。施設のカーテンでは、まず「防炎」が必須の場合が多いです。理由は、主に安全性の確保と法令遵守のためです。
消防法により、特定の建築物では防炎物品の使用が義務付けられいるため、場所や用途によってその必要性が変わりますが、火災時のリスクを軽減する重要な役割を果たしていますので、防炎カーテンから選ぶことにメリットしかないですね。
次に「ウォッシャブル」機能です。清潔感を保つことは施設として大切なことですし、重要ですよね。ちょっと汚れが付いてしまっても安心して洗えます。
また、今回の場合、カーテンの色を各部屋変えたりしておらず、2色しか採用していないので、利用していないカーテンを洗っているあいだに代わりに使用できるメリットもあります。
「セリスト」は繊維に付着した特定のウイルスの数を減少させる機能です。そのため、カーテンを清潔に保つことができるので、病院などの医療施設には嬉しい機能です。利用される方が安全・快適と感じられるメリットがあります。
・今回のポイント!グリーンのカーテン

全部で14窓あるうち、ほとんどグリーンのカーテンを採用されました。「グリーン」はその色の特徴から、見ているだけでも心身ともにリラックスすることができる効果があります。
お部屋で安らぎや落ち着き、安心など、快適な空間の提供という意味では大変ぴったりのチョイスではないでしょうか?また、来客時にもいい印象を与えることができたり、イメージ向上にもつながるかと思います。
・まとめ
今回は施設用のカーテンの選び方も添えながら施工事例を紹介しました。一般家庭とはちょっと違った条件下での選択になるので、これから検討される際は、ぜひ念頭におきながらお選びください。
また、カーテンの採寸がとても不安…という方も安心の採寸出張。店頭でカーテンの相談に加え、お見積りに採寸を加えてみるのもいいですね。安心したオーダーカーテンをご提供できるよう、これからもご案内していきます。
参考記事
・カーテンサイズの測り方
・カーテンに防炎は必要?万が一に備えて知っておきたいポイント
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