高層マンションや鉄骨住宅で、リビングに400cmを超える大きな窓があることが増えています。大きな窓の場合、横幅200cm前後までの窓と違い、デザインの見え方、素材感、サイズ感などの印象が大きく異なることがあります。今回は大きな窓の持つ開放感を活かしながら、より素敵なインテリアを実現する方法をご紹介したいと思います。
窓の間に壁がある場合
窓と窓の間に壁がある場合、壁の長さにもよりますがこの写真のように壁のある所でいったん分け左右と中央の3ヶ所でカーテンをまとめる方法です。
中央にカーテンが来るのであまり濃い色のものだと重くなり、分断された印象が強くなりますが、淡い色のものだとそう気にならず広がりが感じられます。あえてタッセルを使わずタテのラインを強調してドレープをストンと降ろすのもシンプルで良いのではないでしょうか。
窓の間に壁がない場合
こちらは中央に壁がないので大きいままセンターで両開きにしています。
サッシがブラックで家具も黒のモダンなイメージのためドレープはグレイのシンプルな無地カーテン。レースカーテンを個性的な柄物にして広さを活かした絵画的な窓に仕上げています。大きな窓ならではの遊びが可能になる一例です。
逆にレースはシンプルに、ドレープは大きな窓ならではの大胆なデザインを持ってきた場合の例です。小さな窓では生かせないデザインの良さが出ています。
開放的な広い窓からお庭や広がる遠景を見ることを重視する場合、レースをヒダのあるカーテンではなくシェードにすることでデザインと景色の両方を楽しむことができます。ドレープカーテンはシンプルに両端に寄せ、思い切り開放感を出して楽しみましょう。
応用編
こちらは窓枠ごとにデザインを完結させたエレガントなスタイルです。
ドレープとレースを交互に片開きにすることで、開放感はなくなりますが高級感のあるお洒落なスタイルになります。リビング側は開放的なスタイルにして、ダイニング側はこのような形で引き締めて変化を付けるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。窓の横幅、高さ、形によりカーテンの選び方はさまざまです。特に大きな窓の場合、デザイン性だけではなく、遮像や遮光、遮熱などの機能性が必要な場合もあります。窓の方角や周りの環境などもお知らせいただけると、大きな窓の開放感を活かしつつ快適に暮らせるカーテン選びの、より適切なご案内が可能です。図面やお写真をお持ちの上スタッフにご相談下さいませ。