健康な生活を送るためには質の良い睡眠をとることが大切ですが、寝室のカーテンを選ぶ時、みなさんはどのように選んでいますか?明るさがあると寝られないという人は、まず最初に遮光機能があるかどうかなどの、機能面に注目して選ぶことが多いのではないでしょうか。
しかし、一日の疲れをとるためにリラックスする空間でもある寝室は、カーテンの色選びもとても重要です。今回は、寝室に掛けるカーテンの色選びで注意しておくことをお話したいと思います。
色の暗さには注意する
遮光機能があるカーテンは、多くが生地の中に黒糸を織り込んでいるため色が暗くなりがちです。また、カーテン自体の色が暗ければ暗いほど、より明るさを通しにくくなるので遮光の等級が高くなります。
完全に遮光しないと寝れない場合、ブラックやネイビー、ダークブラウンなどのダーク系の遮光1級を選びがちですが、ここで注意しておきたいのは、色が暗いほど圧迫感が出やすいということです。
寝る時に部屋の中を真っ暗にできる点はメリットになりますが、普段あまり暗い色を好まない人は、寝付くまでに過ごすリラックスタイムに気分が下がってしまったり、気づかないうちに圧迫感をストレスに感じてしまうこともあります。
部屋の中でカーテンの色だけが目立ちすぎないこと
カーテンは色が豊富なため、インテリアのアクセントにしやすいアイテムです。特に寝室は、ベッドやサードテーブルなど寝るための最小限の物しか置かない人も多いので、カーテンは目立ちやすくなります。
面積が大きいカーテンが部屋の中で目立ってしまうと、寝付きにくくなったり、落ち着かなくなることもあるので注意しましょう。同系色系や淡い色で揃えると、安心感があって心穏やかな気持ちで寝る準備ができそうです。
心が落ち着くリラックスできる色を意識すること
必ずしも、自分の気分が上がる色=リラックスできる色というわけではありません。寝室は、心と身体を休めるということを意識して、インテリアは自分の心が落ち着く色でコーディネートするのがおすすめです。それぞれの色が持つ、心理的効果などから考えても良いでしょう。
例えば、グリーンやベージュといった私たちが自然の中でよく目にするような色は、アースカラーと呼ばれており、安心感やりリラックス効果があると言われています。癒されたい時には、自然の多いところへ行きたいと思ったりしますよね。
そのような色を家の中でも多く取り入れることで、寝る前に緊張感がほぐれてリラックスしやすくなるのではないでしょうか。また、明るめの色を入れたい時は、ピンクやブルーも淡い色であれば、可愛らしさと癒し効果があって素敵です。
まとめ
いかがでしょうか。寝室のカーテン選びでは、欲しい機能が一番充実しているものを選んだり、自分が気に入ったデザインで選んだりすることももちろん間違いではありませんが、どのような色を選ぶかによって、それぞれの色が持つ影響力も異なり、睡眠の質に大きく関わってきます。一日の疲れをしっかりとるために、安眠できる環境を意識してカーテンを選びましょう。