気に入った柄のカーテンがあったけど、いざ現場で吊ってみたら、思ってた雰囲気と違って見えてしまった…なんて後悔、ありませんか?
現場の環境によって見え方は違ってくるもの。特にカーテンのように大きい面積のインテリアは、お部屋の印象を大きく左右します。お部屋の第一印象にもなるカーテンだからこそ、イメージ通りに選びたいですよね。
今回は、そんなオーダーカーテンを選ぶ際の「イメージ違い」を防ぐ方法についてご紹介します。
1.室外からの光によるイメージ違い
初めに、太陽光など、室外からの光による印象の違いです。日当たりの良い窓にかけるカーテンは、生地が光に透けてしまうので、お店でのイメージと大きく違って見えます。遮光性のない生地や、遮光性の弱い生地は、特にギャップが起きがち。
対策として、遮光の裏地を付けると、織り柄や太陽光の透けを防ぐことができます。縫製の段階から縫い合わせる裏地の他、後付けタイプの脱着可能裏地もあります。色や柄の印象を守るほか、遮光性のアップや、間に空気層ができるため保温効果も上がるなど、機能性をプラスしたい方にもおすすめです。
▼参考記事
カーテンに裏地をつけることで得られる遮光以外のメリットとは
2.室内環境によるイメージ違い
続いては、室内環境による印象の違いです。例えば、「彩度対比」と呼ばれる錯視には、彩度(鮮やかさ)が高い色に囲まれているほど、そばに置く色がくすんで見えるというものがあります。店頭では落ち着いた色に見えていたものが、実際の生活環境に合わせてみると、思ったより鮮やかだった…という事はよくあるもの。
カーテン購入の際には参考になるよう、クロスの色や、床の色味、家具の色等が分かるような資料を持参すると、より現場に近いイメージでインテリアのカラーコーディネートができますよ。また、ご入用時期まで時間の余裕のある場合は、生地サンプルを取り寄せて、現場で照らし合わせるとより効果的です。
3.カタログから選ぶ場合のイメージ違い
最後に、カタログから選ぶ場合の印象の違いです。オーダーカーテンの場合、店頭の展示で気に入った生地がなく、カタログから選ぶこともあります。カタログの写真や小さい生地見本から選ぶ際に注意したいのは、実際の質感や色味が分かりづらく、仕上がったものとのギャップが起こりがちだという事。
特に柄物は、カタログの写真イメージより柄が大きかった・小さかったという事もあります。また、近年はインターネットの普及により、デジタルカタログで商品を選ぶことも増えて来ましたが、閲覧媒体によって色味が大きく変わる上、実物に触れることができないため、よりイメージ違いを起こしやすいです。
実際に注文するときには生地サンプルを取り寄せたり、各メーカーのショールームや、取り扱いのあるカーテン販売店で大きく生地見本を見てから決めるのをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?カーテンはお部屋の中でも大きな面積を占めるので、できれば失敗したくないですよね。長く使えるオーダーカーテンだからこそ、ご紹介したような方法で、お気に入りのカーテンを選んでみてくださいね。