遮光カーテンにしない選択、非遮光カーテンのメリット

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ドレープカーテンには遮光と非遮光のものがあるのはご存知ですか?カーテンを機能性で選ぶとき、ドレープにおいては遮光性が種類分けのポイントになります。今回は、遮光カーテンの機能性と共に、遮光性のないカーテンを選ぶタイミングについてご紹介します。

 

そもそも、遮光カーテンって?


読んで字のごとく、光を遮る機能を持ったドレープカーテンのこと。1~3級までの等級があり、数字が小さいほど強い遮光性を持ちます。機能性としては部屋を暗くしてくれるほか、遮熱効果や保温効果も期待できます。

(参考:川島織物セルコン ittoカタログ 遮光機能説明 https://www.kawashimaselkon.co.jp/Dbook/itto2023/catalog.html#page286

寝室に選ばれることが多い遮光カーテンですが、リビングでも冷暖房の効率を高めたい場合や、夜間電気を付けた時、外から見えるシルエットが気になる場合にもおすすめです。また、日差しの強い部屋では床や家具を日焼けから守ってくれる効果もあります。

機能性のことを考えると、遮光性がある方がいいのでは?と思いがちですが、遮光性のないカーテンを使うメリットもあります。

 

1.暗くならない


遮光カーテンは光を遮るもの。アイボリーやホワイトなど、淡い色の生地を選んだとしても、お部屋は暗く、もったりと重い印象になりがちです。リビングや書斎など、明るいイメージにしたい部屋には遮光性のないカーテンを使ってみてはいかがでしょうか。お部屋にやわらかく光を採り入れるので、濃色の生地でも優しい印象になりますよ。

 

2.扱い・お手入れが楽

遮光生地は黒い糸が織り込まれているものや、裏面がコーティングされているもの、何層か生地が重なっているものなど、遮光になるだけで重量や、厚みが増してしまいます。

オーダーカーテンの標準仕様である3つ山は、レール幅に対して2倍の分量の生地を使うので、余計に重く、生地の厚みによりまとめたときの分量も大きくなります。幅の広い窓だと毎日の開け閉めやを考えると非遮光のカーテンがおすすめです。

また、遮光カーテンは洗濯の大変さもデメリットの一つ。重いのに加えて水分が入ると取付けもひと苦労なので、窓が大きな箇所には非遮光カーテンの方がお手入れがお手軽です。

 

3.好きな生地を選べる

柄のあるカーテンは、織りの隙間から光が漏れてしまうため、遮光性を重視すると無地調になってしまいます。そのため、刺繍織柄の細かいものなどを選ぶ時には、非遮光カーテンの方が選択の幅が広がります。

無地で選ぶ場合にも、リネンなどの天然素材が入った生地はほとんどが非遮光になるので、デザインや素材を重視するなら、非遮光のものから探すのがおすすめです。

AC2006 サンゲツ 刺繍カーテン

また、もし非遮光のカーテンを使っていて寒さや明るさが気になる場合は、あとから着脱式の裏地を付けることも出来ます。取り付け・取り外しも簡単なので迷う場合は非遮光で作っておいて、実際に生活してみてから裏地をつける方法もあります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?遮光カーテンには沢山の機能性があり、一見遮光カーテンの方が良いのでは?と思いがちですが、その分デメリットもあります。お部屋の用途や窓の大きさなどによって遮光・非遮光を切り替えて使ってみてくださいね。

 

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