企業が取り組む「SDGs」なカーテンとは? 環境に配慮した取り組み

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最近よく耳にすることが増えた「SDGs」という言葉。皆さんもニュースで耳にしたり、スーパーや駅の広告などで目にする機会が増えたのではないでしょうか。「SDGs」は、“持続可能な開発目標”の事をいい、国連サミットで2030年までに達成するよう掲げられた世界目標であり、今日の日本でも積極的に取り組まれています。

具体的な内容としては、17個の項目、169個のターゲットから構成されていて、世界の貧困、紛争、環境汚染が進む現状等を世界中で協力、助け合いの力で達成を目的とした取り組みです。今回はカーテンを取り扱う各企業が取り組む、カーテンの「SDGs」をご紹介していきます。

 

廃棄される野菜を利用するカーテン

野菜を利用したカーテン
こちらのカーテンは、なんと破棄される玉ねぎの皮から抽出した成分をベースに様々な植物の天然成分を活用、配合させてつくられた環境にやさしいファブリックです。植物染色ならではのナチュラルで深みのあるカラー展開が空間に柔らかさをもたせます。

野菜染色1野菜染色2
化学染料ではなかなか表現することができないナチュラルな色合いは、他にはないあなただけの特別な空間となります。破棄されるものから新たなものを作り出す技術は、カーテンのほかに衣料品にも多く使われています。消費者が環境に配慮した商品を選ぶ時代へ移り変わっていけるよう、より多くの企業側からの発信に期待したいです。

 

ペットボトルから作られるカーテン

ペットボトル カーテン
使用済みのペットボトルや衣料品、繊維くずを原料として新しい繊維に生まれ変わらせた、環境にやさしいポリエステルで織られたカーテンもあります。こちらもナチュラルな質感がどんな部屋ともマッチするやさしい風合いのカーテンです。

ペットボトル リサイクル カーテン

デザイン性を持ち合わせたものの数は少ないですが、より多くの人がまずは環境に配慮したカーテンが多くあることを認知してもらうことが重要ですね。

 

自社リサイクルを推奨する企業

カーテン ケミカルリサイクルカーテン サーマルリサイクル
牛乳パックや、プラスチックトレイなど、今では当たり前のように行っているリサイクルするという行為。カーテンも古くなり使わなくなったものをリサイクルできることをご存じでしたか?一部のカーテンメーカーでは、古くなった自社のカーテンを引き取り再資源化を進めているところが増えています。

回収後は、「ケミカルリサイクル」や「サーマルリサイクル」などのリサイクル活用法を用い、環境保全に配慮した方法で再資源化を行います。リサイクル方法は、カーテンメーカーによって異なりますので各メーカー、販売店へお問い合わせいただくのがいいでしょう。

※現時点では全てのメーカーがリサイクルを執り行っているわけではありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。「捨てるのではなく、リサイクルして再資源化」を。これからのことを考え、出来るだけ破棄されるものを減らし、新しいものへと生まれ変えることのできる企業が多く増えてきています。

企業の取り組みが社会全体の取り組みとなっていくように、個人の力では小さな一歩でも企業が動けば大きな一歩となります。そんな企業を私たちも見分け応援できるような社会、また同じように取り組む企業が増えていくことを願いたいですよね。今後の企業の取り組みにも注目していきたいです。

 

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