スワッグバランスは、バランスカーテンの種類の一つです。生地をたっぷりと使用し、半円のように生地を垂らして装飾を作るスタイルです。「横ひだバランス」や「クラシックバランス」など、他にも様々な呼び方があります。
バランスカーテンの中では特に人気のスタイルで、豪華で高級感があります。昔は、あまり一般家庭には取り入れられることが少なかったスタイルですが、近年気軽にどんなお部屋でも取り入れやすくなっています。
以前、バランスカーテンの種類の中のストレートバランスをご紹介しましたが、今回は、スワッグバランスの形や仕様などついてご紹介します。
スワッグの形と数
スワッグとは、写真のように生地を半円状に垂らしている部分のことをいいます。これが、スワッグバランスの最大の魅力です。このように生地を重ねてゆるやかなカーブを作り出し、ボリューム感を持たせて、優雅で気品あるれる印象を作り出しています。１スワッグは、一番シンプルな形です。スワッグが大きく存在感はありますが、華美になりすぎず落ち着いた印象です。
スワッグの数は、バランスを付けるレールの正面巾によって、2スワッグ以上も可能です。奇数と偶数両方可能ですが、スワッグ部分の横巾がバランスよく均等になるように作ることを考えると、装飾を付ける場所の横巾によります。スワッグ数を増やすと、より豪華な印象です。選ぶ生地や装飾を変えて大人可愛いスタイルにしたい時は、大きい1スワッグよりも2スワッグ以上の方がおすすめです。
装飾を自分好みに変える
左右の端に垂らしている生地の部分は、テールといいます。または、カスケードと呼ばれることもあります。スワッグバランスにする時は、このテールを付けた方が全体に締りが出ますし、アクセントにもなります。
さらに、生地にフリンジをつけたりすることもできます。フリンジとは、房飾りのついた装飾のことです。色々なフリンジがあり、選ぶ飾りによって、イメージが大きく変わります。フリンジの形や色も様々なので、生地との組み合わせを考えるのも楽しいです。フリンジなどの装飾を加えると、海外スタイルのような印象にもなり、スワッグバランスがよりワンランクアップします。バランスと合わせて、クッションにも同じフリンジを付けて、揃えてみるのもおしゃれです。
コーディネート例
実際のコーディネート例をみてみましょう。これは1スワッグのバランスです。フリンジなどの装飾は付けていませんが、大きなスワッグバランスが豪華で、まるでホテルに居るような高級感が出ます。デザインがある生地を使用しているので、あまりスワッグは細かくせず、デザインも楽しめるよう1スワッグがいいですね♪落ち着いたダーク系の家具ともマッチしています。サイドに垂らしたテールもアクセントになっています。
バランスの種類の中でも、クラシカルなイメージになるのがスワッグバランスです。年々、バランス装飾は人気が上昇しており、それに合わせて基本のスタイルに色々な装飾を組み合わせて、コーディネートするスタイルが生み出されています。憧れのラグジュアリーな雰囲気を、自宅でも取り入れられるなんてとても素敵ですよね。お家時間が長い今、日常を過ごす空間をいつもとは異なる雰囲気にして、特別感を楽しむのもいいかもしれませんね。
